Lyric

もし それが 飲物だったら

百円玉で手に入れて

乾いた喉を潤おして

ぐっと そのまま 飲み干せたろう

でも それは 恋だった

氷のような 恋だった

熱すぎる 心が求めたから

少しづつ 溶けて消えた

もし それが 乗り物だったら

本でも読んでいるうちに

レールのうえを ただ走り

目的地へと着いただろう

すきとおった恋だった

初めて許した心だった

かどをまるくしはじめたときから

終わるはずの恋だった

もし それが 煙草ならば

煙になって 消えるだろう

灰皿のうえに 揉み消して

ゴミ箱へでも 捨てるだろう

でも それは 愛のくすぶりさ

でも それは 心の残り火

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