その四角い囲みからは 今にも希望が溢れんばかり
その しかくい かこみ からは いま にも きぼう が あふれ んばかり
sono Shikakui Kakomi karaha Ima nimo Kibou ga Afure nbakari
卒業アルバムの中の自分の個人写真から 思わず目を逸らしてしまいます
そつぎょう あるばむ の なかの じぶん の こじん しゃしん から おもわず め を そら してしまいます
Sotsugyou arubamu no Nakano Jibun no Kojin Shashin kara Omowazu Me wo Sora shiteshimaimasu
あまりの切なさに「遺影!遺影!」などと奇声を発しつつ
あまりの せつな さに 「 いえい ! いえい ! 」 などと きせい を はっし つつ
amarino Setsuna sani 「 Iei ! Iei ! 」 nadoto Kisei wo Hasshi tsutsu
スキップを踏めば 焼酎の空き瓶ふんづけて 仰向けにドサリとぶっ倒れました
すきっぷ を ふめ ば しょうちゅう の あき かめ ふんづけて あおむけ に どさり とぶっ たおれ ました
sukippu wo Fume ba Shouchuu no Aki Kame funzukete Aomuke ni dosari tobutsu Taore mashita
くるぶしを蚊に刺されたときのようなやるせなさを
くるぶしを か に ささ れたときのようなやるせなさを
kurubushiwo Ka ni Sasa retatokinoyounayarusenasawo
ニコチンタールでコーティングされた胸一杯に吸い込めば
にこちんたーる で こーてぃんぐ された むね いっぱい に すいこめ ば
nikochinta^ru de ko^teingu sareta Mune Ippai ni Suikome ba
僕とこの街との絆みたいな 生暖かい夜風がカーテンをトントン叩きます
ぼく とこの まち との きずな みたいな なまあたたか い よる かぜ が かーてん を とんとん たたき ます
Boku tokono Machi tono Kizuna mitaina Namaatataka i Yoru Kaze ga ka^ten wo tonton Tataki masu
涙があふれて 涙がこぼれ落ちそうになって ガムテープで顔面をぐるぐるにする
なみだ があふれて なみだ がこぼれ おち そうになって がむてーぷ で がんめん をぐるぐるにする
Namida gaafurete Namida gakobore Ochi souninatte gamute^pu de Ganmen wogurugurunisuru
涙は感情の墓場だぜ ガムテープで顔面をぐるぐるにする
なみだ は かんじょう の はかば だぜ がむてーぷ で がんめん をぐるぐるにする
Namida ha Kanjou no Hakaba daze gamute^pu de Ganmen wogurugurunisuru
桜のアーチをくぐり抜けてから 一体どのくらいの年月が流れたんだろう
さくら の あーち をくぐり ぬけ てから いったい どのくらいの としつき が ながれ たんだろう
Sakura no a^chi wokuguri Nuke tekara Ittai donokuraino Toshitsuki ga Nagare tandarou
うまいこと思い出せねぇや いや 思い出したところで何のメリットもありません
うまいこと おもいだせ ねぇや いや おもいだし たところで なんの めりっと もありません
umaikoto Omoidase neeya iya Omoidashi tatokorode Nanno meritto moarimasen
パンパンに膨らんだ東京23区推奨ごみ収集袋を窓際に積み上げれば
ぱんぱん に ふくら んだ とうきょう 23 く すいしょう ごみ しゅうしゅう ふくろ を まどぎわ に つみあげ れば
panpan ni Fukura nda Toukyou 23 Ku Suishou gomi Shuushuu Fukuro wo Madogiwa ni Tsumiage reba
ほら見たことか 未来まで半透明にぼやけていまいました
ほら みた ことか みらい まで はんとうめい にぼやけていまいました
hora Mita kotoka Mirai made Hantoumei niboyaketeimaimashita
夜明けが嫌い 夕暮れが嫌いと ダダをこね
よあけ が きらい ゆうぐれ が きらい と だだ をこね
Yoake ga Kirai Yuugure ga Kirai to dada wokone
アホ丸出しのハムスターみたいに 空っぽの24時間をカラカラと回転させれば
あほ まるだし の はむすたー みたいに からっぽ の 24 じかん を からから と かいてん させれば
aho Marudashi no hamusuta^ mitaini Karappo no 24 Jikan wo karakara to Kaiten sasereba
その遠心力に耐え切れず 真夜中の体育座りが千切れ飛び
その えんしん に たえ きれ ず まよなか の たいいく すわり が ちぎれ とび
sono Enshin ni Tae Kire zu Mayonaka no Taiiku Suwari ga Chigire Tobi
夜空はそれを無表情に吸い込んでゆくのです
よぞら はそれを むひょうじょう に すい こん でゆくのです
Yozora hasorewo Muhyoujou ni Sui Kon deyukunodesu
言葉(うた)があふれて 言葉(うた)がこぼれ落ちそうになって ガムテープで顔面をぐるぐるにする
ことば ( うた ) があふれて ことば ( うた ) がこぼれ おち そうになって がむてーぷ で がんめん をぐるぐるにする
Kotoba ( uta ) gaafurete Kotoba ( uta ) gakobore Ochi souninatte gamute^pu de Ganmen wogurugurunisuru
言葉(うた)は感情の墓場だぜ ガムテープで顔面をぐるぐるにする
ことば ( うた ) は かんじょう の はかば だぜ がむてーぷ で がんめん をぐるぐるにする
Kotoba ( uta ) ha Kanjou no Hakaba daze gamute^pu de Ganmen wogurugurunisuru