「一晩中、泣き続けた
「 ひとばんじゅう 、 なき つづけ た
「 Hitobanjuu 、 Naki Tsuzuke ta
車の中ひとりぼっちで
くるま の なか ひとりぼっちで
Kuruma no Naka hitoribotchide
急にあなたが私のそばからどこか
きゅうに あなたが わたし のそばからどこか
Kyuuni anataga Watashi nosobakaradokoka
遠い所へ行ってしまいそう
とおい ところ へ いって しまいそう
Tooi Tokoro he Itte shimaisou
あなたの声聞きたくて
あなたの こえ きき たくて
anatano Koe Kiki takute
淋しさにこれ以上耐えきれない
さびし さにこれ いじょう たえ きれない
Sabishi sanikore Ijou Tae kirenai
あの時私の心、あなたに置いてきた
あの とき わたし の こころ 、 あなたに おい てきた
ano Toki Watashi no Kokoro 、 anatani Oi tekita
だけどやっぱりあなたの生き方に追いつけない」
だけどやっぱりあなたの いきかた に おい つけない 」
dakedoyapparianatano Ikikata ni Oi tsukenai 」
からっ風が吹いている
からっ かぜ が ふい ている
karatsu Kaze ga Fui teiru
荒れ狂う真冬の海
あれ くるう まふゆ の うみ
Are Kuruu Mafuyu no Umi
俺は今、遙か北、オホーツクの海に在る
おれ は いま 、 はるか きた 、 おほーつく の うみ に ある
Ore ha Ima 、 Haruka Kita 、 oho^tsuku no Umi ni Aru
容赦無くうねり砕け散る流氷が
ようしゃ なく うねり くだけ ちる りゅうひょう が
Yousha Naku uneri Kudake Chiru Ryuuhyou ga
ゴーゴーと吠え噛みつきながら生きていた
ごーごー と ほえ かみ つきながら いき ていた
go^go^ to Hoe Kami tsukinagara Iki teita
オホーツクの海に
おほーつく の うみ に
oho^tsuku no Umi ni
沈む夕陽を真っすぐ、真っすぐ俺は見つめた
しずむ ゆうひ を まこと っすぐ 、 まこと っすぐ おれ は みつ めた
Shizumu Yuuhi wo Makoto ssugu 、 Makoto ssugu Ore ha Mitsu meta
こらえきれず、泣き叫んだら
こらえきれず 、 なき さけん だら
koraekirezu 、 Naki Saken dara
勇気が宿った
ゆうき が やどった
Yuuki ga Yadotta
やっと俺の胸に静かな
やっと おれ の むね に しずか な
yatto Ore no Mune ni Shizuka na
勇気が宿った
ゆうき が やどった
Yuuki ga Yadotta
「私の部屋にあなたがいない
「 わたし の へや にあなたがいない
「 Watashi no Heya nianatagainai
あなたがもたれるソファーにあなたがいない」
あなたがもたれる そふぁー にあなたがいない 」
anatagamotareru sofa^ nianatagainai 」
君の笑みに素直に俺が答えなかったのは
くん の えみ に すなお に おれ が こたえ なかったのは
Kun no Emi ni Sunao ni Ore ga Kotae nakattanoha
君の言う孤独になす術がなかったからだ
くん の いう こどく になす じゅつ がなかったからだ
Kun no Iu Kodoku ninasu Jutsu ganakattakarada
「飛んで行きたい 愛しい人のそば
「 とん で いき たい いとしい にん のそば
「 Ton de Iki tai Itoshii Nin nosoba
誰もが願う繊細な風に吹かれたい」
だれも が ねがう せんさい な かぜ に ふか れたい 」
Daremo ga Negau Sensai na Kaze ni Fuka retai 」
人生(みち)の途中で迷い、ふさぎ、自信が失せたあの日
じんせい ( みち ) の とちゅう で まよい 、 ふさぎ 、 じしん が うせ たあの にち
Jinsei ( michi ) no Tochuu de Mayoi 、 fusagi 、 Jishin ga Use taano Nichi
たやすく孤独を口にした自分が恥ずかしかった
たやすく こどく を くち にした じぶん が はずかし かった
tayasuku Kodoku wo Kuchi nishita Jibun ga Hazukashi katta
からっ風が怒っている
からっ かぜ が いかって いる
karatsu Kaze ga Ikatte iru
荒れ狂う真冬の海
あれ くるう まふゆ の うみ
Are Kuruu Mafuyu no Umi
君と泣き、悩み、苦しむことが優しさだと
くん と なき 、 なやみ 、 くるし むことが やさし さだと
Kun to Naki 、 Nayami 、 Kurushi mukotoga Yasashi sadato
ここへたどり着くまで俺は信じてた
ここへたどり つく まで おれ は しんじ てた
kokohetadori Tsuku made Ore ha Shinji teta
だけど海は黙ったまんま厳しさを語ってた
だけど うみ は だまった まんま きびし さを かたって た
dakedo Umi ha Damatta manma Kibishi sawo Katatte ta
オホーツクの海を
おほーつく の うみ を
oho^tsuku no Umi wo
背にして俺はゆっくりゆっくり走った
せ にして おれ はゆっくりゆっくり はしった
Se nishite Ore hayukkuriyukkuri Hashitta
氷の雨、頬突き刺せば
こおり の あめ 、 ほお つき させ ば
Koori no Ame 、 Hoo Tsuki Sase ba
覚悟が宿った
かくご が やどった
Kakugo ga Yadotta
全て断ち切る覚悟が
すべて たち きる かくご が
Subete Tachi Kiru Kakugo ga
静かに宿った
しずか に やどった
Shizuka ni Yadotta
全て断ち切る覚悟が
すべて たち きる かくご が
Subete Tachi Kiru Kakugo ga
静かに宿った
しずか に やどった
Shizuka ni Yadotta