俺は今 東北ツアーを終え 東京行きの列車の中
おれ は いま とうほく つあー を おえ とうきょういき きの れっしゃ の なか
Ore ha Ima Touhoku tsua^ wo Oe Toukyouiki kino Ressha no Naka
走り出す駅のこわれたベンチ
はしり だす えき のこわれた べんち
Hashiri Dasu Eki nokowareta benchi
ネコをだきしめる老人を見た
ねこ をだきしめる ろうじん を みた
neko wodakishimeru Roujin wo Mita
人事のように タバコをふかす
じんじ のように たばこ をふかす
Jinji noyouni tabako wofukasu
人事にように 週刊誌をめくる そんな俺
じんじ にように しゅうかんし をめくる そんな おれ
Jinji niyouni Shuukanshi womekuru sonna Ore
ふと自分の人生のすき間を手でおおいたくなる
ふと じぶん の じんせい のすき かん を てで おおいたくなる
futo Jibun no Jinsei nosuki Kan wo Tede ooitakunaru
動き始めた窓の外には 天気雨で
うごき はじめ た まど の そと には てんきあめ で
Ugoki Hajime ta Mado no Soto niha Tenkiame de
俺のギターにはいつもヘビーゲージ ああ ヘビーゲージ
おれ の ぎたー にはいつも へびーげーじ ああ へびーげーじ
Ore no gita^ nihaitsumo hebi^ge^ji aa hebi^ge^ji
考えてみると 今までの俺は
かんがえ てみると いままで の おれ は
Kangae temiruto Imamade no Ore ha
情熱と挫折のくりかえしだった
じょうねつ と ざせつ のくりかえしだった
Jounetsu to Zasetsu nokurikaeshidatta
でも いつからだろう
でも いつからだろう
demo itsukaradarou
無関心ばかりを 装うことを覚えたのは
むかんしん ばかりを よそおう ことを おぼえ たのは
Mukanshin bakariwo Yosoou kotowo Oboe tanoha
恋も欲しいし 富も欲しい
こい も ほしい し とも ほしい
Koi mo Hoshii shi Tomo Hoshii
優しさも欲しいし 冷たさも欲しい
やさし さも ほしい し つめた さも ほしい
Yasashi samo Hoshii shi Tsumeta samo Hoshii
手にしたものと 失くしたものが
てに したものと なく したものが
Teni shitamonoto Naku shitamonoga
いつもうしろめたさを連れてくる
いつもうしろめたさを つれ てくる
itsumoushirometasawo Tsure tekuru
すみません しあわせは おいくらですか?
すみません しあわせは おいくらですか ?
sumimasen shiawaseha oikuradesuka ?
で 俺のギターにはいつもヘビーゲージ ああヘビーゲージ
で おれ の ぎたー にはいつも へびーげーじ ああ へびーげーじ
de Ore no gita^ nihaitsumo hebi^ge^ji aa hebi^ge^ji
すれちがう列車の汚れた窓から
すれちがう れっしゃ の よごれ た まど から
surechigau Ressha no Yogore ta Mado kara
欲ばりな子供がこっちを見てた
よく ばりな こども がこっちを みて た
Yoku barina Kodomo gakotchiwo Mite ta
いくつかの手段と方法を隠して
いくつかの しゅだん と ほうほう を かくし て
ikutsukano Shudan to Houhou wo Kakushi te
白い歯でピースサインをおくってた
しろい は で ぴーすさいん をおくってた
Shiroi Ha de pi^susain wookutteta
知恵をつけなさい 人をけおとすために
ちえ をつけなさい にん をけおとすために
Chie wotsukenasai Nin wokeotosutameni
思わず俺は言葉を贈った
おもわず おれ は ことば を おくった
Omowazu Ore ha Kotoba wo Okutta
やっぱりこの俺も年をとったみたいだ
やっぱりこの おれ も ねん をとったみたいだ
yapparikono Ore mo Nen wotottamitaida
汚れた窓には俺がうつっていた もうすぐこの俺も30才
よごれ た まど には おれ がうつっていた もうすぐこの おれ も 30 さい
Yogore ta Mado niha Ore gautsutteita mousugukono Ore mo 30 Sai
でも俺のギターにはいつもヘビーゲージ ああヘビーゲージ
でも おれ の ぎたー にはいつも へびーげーじ ああ へびーげーじ
demo Ore no gita^ nihaitsumo hebi^ge^ji aa hebi^ge^ji
そんな事考えているうちに
そんな こと かんがえ ているうちに
sonna Koto Kangae teiruuchini
我が家ヘ向かう車の中
わがや へ むか う くるま の なか
Wagaya he Muka u Kuruma no Naka
タバコ一本ふかしながら
たばこ いっぽん ふかしながら
tabako Ippon fukashinagara
窓の外の高層ビルを見てる
まど の そと の こうそう びる を みて る
Mado no Soto no Kousou biru wo Mite ru
ビタミン剤をたらふく飲んでる人の群れが
びたみん ざい をたらふく のん でる にん の むれ が
bitamin Zai wotarafuku Non deru Nin no Mure ga
時間を泳ぐ ああ 希望がいつもガラス細工なら
じかん を およぐ ああ きぼう がいつも がらす さいく なら
Jikan wo Oyogu aa Kibou gaitsumo garasu Saiku nara
こわすことから始めてみようか
こわすことから はじめ てみようか
kowasukotokara Hajime temiyouka
それより 胃の調子がきょうも良くないんだ
それより い の ちょうし がきょうも よく ないんだ
soreyori I no Choushi gakyoumo Yoku nainda
だから俺のギターにはいつもヘビーゲージ ああヘビーゲージ
だから おれ の ぎたー にはいつも へびーげーじ ああ へびーげーじ
dakara Ore no gita^ nihaitsumo hebi^ge^ji aa hebi^ge^ji