もしも も一度 逢えるならば
もしも も いちど あえ るならば
moshimo mo Ichido Ae runaraba
父ちゃんに やっぱり 逢いたい
とうちゃん に やっぱり あい たい
Touchan ni yappari Ai tai
あの日のでっかい 背中にしがみつき
あの にち のでっかい せなか にしがみつき
ano Nichi nodekkai Senaka nishigamitsuki
おもいっきり 甘えて みたい
おもいっきり あまえ て みたい
omoikkiri Amae te mitai
幼い俺を 父ちゃんは バイクに乗せて
おさない おれ を とうちゃん は ばいく に のせ て
Osanai Ore wo Touchan ha baiku ni Nose te
宮ケ浜に いつも連れてってくれた
みや け はま に いつも つれ てってくれた
Miya ke Hama ni itsumo Tsure tettekureta
浜の西に沈む 夕陽が赤く揺れていて
はま の にし に しずむ ゆうひ が あかく ゆれ ていて
Hama no Nishi ni Shizumu Yuuhi ga Akaku Yure teite
海よりも 限りなく 優しかった
うみ よりも かぎり なく やさし かった
Umi yorimo Kagiri naku Yasashi katta
俺の父ちゃん…ただ生きていてくれるだけで
おれ の とうちゃん … ただ いき ていてくれるだけで
Ore no Touchan … tada Iki teitekurerudakede
本当は 本当は よかった
ほんとう は ほんとう は よかった
Hontou ha Hontou ha yokatta
俺の父ちゃん…最後の最後まで
おれ の とうちゃん … さいご の さいご まで
Ore no Touchan … Saigo no Saigo made
俺の名を 呼んで くれたよね
おれ の めい を よん で くれたよね
Ore no Mei wo Yon de kuretayone
俺は今 国道3号線を とばし
おれ は いま こくどう 3 ごうせん を とばし
Ore ha Ima Kokudou 3 Gousen wo tobashi
東シナ海を左に見て 山並ハイウェイ
ひがし しな うみ を ひだり に みて やま なみ はいうぇい
Higashi shina Umi wo Hidari ni Mite Yama Nami haiuei
米野津川を渡り 記憶をたどれば
こめの つがわ を わたり きおく をたどれば
Komeno Tsugawa wo Watari Kioku wotadoreba
出水 高尾野の原野に 雪が降る
しゅっすい たかお の の げんや に ゆき が ふる
Shussui Takao No no Genya ni Yuki ga Furu
父ちゃん綺麗だなあ
とうちゃん きれい だなあ
Touchan Kirei danaa
1万5000羽の鶴の群れたちがシベリアから飛んできたよ
1 まん 5000 はね の つる の むれ たちが しべりあ から とん できたよ
1 Man 5000 Hane no Tsuru no Mure tachiga shiberia kara Ton dekitayo
父ちゃん綺麗だなあ
とうちゃん きれい だなあ
Touchan Kirei danaa
雪降る空から今天使のように一勢に舞い降りているよ
ゆき ふる あか ら いま てんし のように いち せい に まい おり ているよ
Yuki Furu Aka ra Ima Tenshi noyouni Ichi Sei ni Mai Ori teiruyo
もしも も一度 逢えるならば
もしも も いちど あえ るならば
moshimo mo Ichido Ae runaraba
父ちゃんに やっぱり 逢いたい
とうちゃん に やっぱり あい たい
Touchan ni yappari Ai tai
澄みわたる 冷たい 風の中で
すみ わたる つめた い かぜ の なか で
Sumi wataru Tsumeta i Kaze no Naka de
おもいきり あたためて 欲しい
おもいきり あたためて ほしい
omoikiri atatamete Hoshii
さらに 高尾野の原野に 降り積もる
さらに たかお の の げんや に おり つも る
sarani Takao No no Genya ni Ori Tsumo ru
しんしんと しんしんと 雪が降る
しんしんと しんしんと ゆき が ふる
shinshinto shinshinto Yuki ga Furu
白銀の空から舞い降りて来る鶴よ お前の
はくぎん の あか ら まい おり て くる つる よ お まえ の
Hakugin no Aka ra Mai Ori te Kuru Tsuru yo o Mae no
命の 叫びが うれしい!
いのち の さけび が うれしい !
Inochi no Sakebi ga ureshii !
俺の父ちゃん…ただ生きていてくれるだけで
おれ の とうちゃん … ただ いき ていてくれるだけで
Ore no Touchan … tada Iki teitekurerudakede
本当は 本当は よかった
ほんとう は ほんとう は よかった
Hontou ha Hontou ha yokatta
俺の父ちゃん…最後の最後まで
おれ の とうちゃん … さいご の さいご まで
Ore no Touchan … Saigo no Saigo made
俺の名を 呼んで くれたよね
おれ の めい を よん で くれたよね
Ore no Mei wo Yon de kuretayone
大切な人と もう二度と会えなくなったけど
たいせつ な にん と もう にど と あえ なくなったけど
Taisetsu na Nin to mou Nido to Ae nakunattakedo
これ以上もう泣くのは止めちまおう
これ いじょう もう なく のは とめ ちまおう
kore Ijou mou Naku noha Tome chimaou
この世で一番俺を愛してくれたから
この よ で いちばん おれ を いとし てくれたから
kono Yo de Ichiban Ore wo Itoshi tekuretakara
ずっとずっと俺の心に住みついているから
ずっとずっと おれ の こころ に すみ ついているから
zuttozutto Ore no Kokoro ni Sumi tsuiteirukara
父ちゃん綺麗だなあ
とうちゃん きれい だなあ
Touchan Kirei danaa
1万5000羽の鶴の群れたちがシベリアから飛んできたよ
1 まん 5000 はね の つる の むれ たちが しべりあ から とん できたよ
1 Man 5000 Hane no Tsuru no Mure tachiga shiberia kara Ton dekitayo
父ちゃん綺麗だなあ
とうちゃん きれい だなあ
Touchan Kirei danaa
雪降る空から今天使のように一勢に舞い降りているよ
ゆき ふる あか ら いま てんし のように いち せい に まい おり ているよ
Yuki Furu Aka ra Ima Tenshi noyouni Ichi Sei ni Mai Ori teiruyo
La La La La
La La La La
La La La La