ふたリの物語 最後の頁だけ
ふた り の ものがたり さいご の ぺーじ だけ
futa ri no Monogatari Saigo no Peji dake
やぶりとった手を滑り
やぶりとった て を すべり
yaburitotta Te wo Suberi
海に落ちたよ
うみ に おち たよ
Umi ni Ochi tayo
誰にも知られずに 終わった恋だから
だれ にも しら れずに おわ った こい だから
Dare nimo Shira rezuni Owa tta Koi dakara
星のしずく グラスに採り
ほし のしずく ぐらす に とり
Hoshi noshizuku gurasu ni Tori
口づけるのさ
くちづけ るのさ
Kuchizuke runosa
朝になれば遠く 水平線が
あさ になれば とおく すいへいせん が
Asa ninareba Tooku Suiheisen ga
新しい顔して迎えるよ 孤独な胸を
あたらし い かお して むかえ るよ こどく な むね を
Atarashi i Kao shite Mukae ruyo Kodoku na Mune wo
たとえば 南へ行く 花のような光でも
たとえば みなみ へ いく はな のような ひかり でも
tatoeba Minami he Iku Hana noyouna Hikari demo
あの恋を 照らすことは できなかったけれど
あの こい を てら すことは できなかったけれど
ano Koi wo Tera sukotoha dekinakattakeredo
たとえば 朝に消える 露のような三日月で
たとえば あさ に きえ る つゆ のような みかづき で
tatoeba Asa ni Kie ru Tsuyu noyouna Mikazuki de
この傷を 癒すことは 叶わない願いだったけど
この きず を いやす ことは かなわ ない ねがい だったけど
kono Kizu wo Iyasu kotoha Kanawa nai Negai dattakedo
からめた指と指 あんなに強がって
からめた ゆび と ゆび あんなに つよが って
karameta Yubi to Yubi annani Tsuyoga tte
泣いてもいい けれど二人
ない てもいい けれど ふたり
Nai temoii keredo Futari
泣けなかったから
なけ なかったから
Nake nakattakara
地図のない旅だね 生きていくこと
ちず のない たび だね いき ていくこと
Chizu nonai Tabi dane Iki teikukoto
今は胸のなかは空っぽさ それもいいだろう
いま は むね のなかは からっぽ さ それもいいだろう
Ima ha Mune nonakaha Karappo sa soremoiidarou
たとえば 東へ行く 雲のような翼でも
たとえば ひがし へ いく くも のような つばさ でも
tatoeba Higashi he Iku Kumo noyouna Tsubasa demo
あの恋を 乗せることは できなかったけれど
あの こい を のせ ることは できなかったけれど
ano Koi wo Nose rukotoha dekinakattakeredo
たとえば 空に昇る 雨のような波の背で
たとえば そら に のぼる あめ のような なみ の せ で
tatoeba Sora ni Noboru Ame noyouna Nami no Se de
この傷を 癒すことは 届かない祈りだったけど
この きず を いやす ことは とどか ない いのり だったけど
kono Kizu wo Iyasu kotoha Todoka nai Inori dattakedo
たとえば 南へ行く 花のような光でも
たとえば みなみ へ いく はな のような ひかり でも
tatoeba Minami he Iku Hana noyouna Hikari demo
あの恋を 照らすことは できなかったけれど
あの こい を てら すことは できなかったけれど
ano Koi wo Tera sukotoha dekinakattakeredo
たとえば 朝に消える 露のような三日月で
たとえば あさ に きえ る つゆ のような みかづき で
tatoeba Asa ni Kie ru Tsuyu noyouna Mikazuki de
この傷を 癒すことは かなわない願いだったけど
この きず を いやす ことは かなわない ねがい だったけど
kono Kizu wo Iyasu kotoha kanawanai Negai dattakedo
届かない祈りだったけど
とどか ない いのり だったけど
Todoka nai Inori dattakedo