Lyric

鮮やかな暗闇に独り

嗤い尽る白い徒花

幾重もの秘め事に揉まれ

生まれ出たことも消されて

愛を知ることもない間に

姶を白肌に湛えて

闇を出ることも叶わず

閉ざされた時の涅から

咲いても花に成れぬ悲劇の野草

その身を晒すことは月への戯笑

裂いても離れ得ぬは渾て惑い

闇に融け堕ちてゆく 涅槃まで

艶やかな嬌態に燃えて

血織り交ぜる黒い風穴

澱みから忌み事は生まれ

痼り残す それは人の性

愛を知ることもない間に

姶を白肌に湛えて

闇を出ることも叶わず

閉ざされた時の涅から

咲いても花に成れぬ悲劇の夜想

その身を晒すことは尽き得ぬ魔性

裂いても離れ得ぬは渾て惑い

闇に融け堕ちてゆく 涅槃まで

我が子に姉と呼ばれ、

この手に抱くことすら許されず

思うが儘、されるが儘に、

私という個は陵辱される

寒いよ…暗いよ…怖いよ…厭だ…出して…

此の世に生を受けた者を、己の私利私欲の為に

物同然の扱い。貴方達は、狂っています。

心のない、人間の皮を被った、醜い、鬼です。

お外に出たいよ… お祭りが見たいよ…

おべべが着たいよ… おごっそ食べたいよ…

あたしの心は、極限の閉塞の中で

歪んだ宝石になって燃え上がり、凍りつき、

愛することを求めて漂うの。

生きながらにして 悦びを知らず

幽玄の澱で 哀を貪る

夜には嗤い 朝には踊る

暗闇に住まう 妖艶な蟲よ

愛を知ることもない間に

姶を白肌に湛えて

闇を出ることも叶わず

閉ざされた時の涅から

咲いても花に成れぬ悲劇の野草

その身を晒すことは月への戯笑

裂いても離れ得ぬは渾て惑い

闇に融け堕ちてゆく 涅槃まで

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