性(さが)なき 囀(さえず)る 雑魚(ざこ)にさえ
せい ( さが ) なき てん ( さえず ) る ざつぎょ ( ざこ ) にさえ
Sei ( saga ) naki Ten ( saezu ) ru Zatsugyo ( zako ) nisae
情けの 名謁(なだめし) 何を成す
なさけ の めい えつ ( なだめし ) なにを なす
Nasake no Mei Etsu ( nadameshi ) Naniwo Nasu
贖(あが)ふ 足を 洗い 改(あらた)む
しょく ( あが ) ふ あし を あらい かい ( あらた ) む
Shoku ( aga ) fu Ashi wo Arai Kai ( arata ) mu
塞(せ)かふ 聲(こえ)に (脱 抜 殺 喝 刺(だつ ばつ さつ かつ らつ))
さい ( せ ) かふ こえ ( こえ ) に ( だつ ばつ さつ かつ とげ ( だつ ばつ さつ かつ らつ ))
Sai ( se ) kafu Koe ( koe ) ni ( Datsu Batsu Satsu Katsu Toge ( datsu batsu satsu katsu ratsu ))
惑わされても (脱 抜 殺 喝 刺)
まどわ されても ( だつ ばつ さつ かつ とげ )
Madowa saretemo ( Datsu Batsu Satsu Katsu Toge )
取り合わない (脱 抜 殺 喝 刺)
とり あわ ない ( だつ ばつ さつ かつ とげ )
Tori Awa nai ( Datsu Batsu Satsu Katsu Toge )
降魔(がま)の 如(ごと)き 沙汰(さた)では 動けぬ
ごうま ( がま ) の じょ ( ごと ) き さた ( さた ) では うごけ ぬ
Gouma ( gama ) no Jo ( goto ) ki Sata ( sata ) deha Ugoke nu
敢(あ)え無き 垢染(あかじ)む 阿堵(あど)にさえ 足掻(あが)く
かん ( あ ) え なき あか そめ ( あかじ ) む あ と ( あど ) にさえ あし そう ( あが ) く
Kan ( a ) e Naki Aka Some ( akaji ) mu A To ( ado ) nisae Ashi Sou ( aga ) ku
内衛(ないえ)を 宥(なだ)める 和(な)ぎを為(な)す
ない まもる ( ないえ ) を ゆう ( なだ ) める わ ( な ) ぎを ため ( な ) す
Nai Mamoru ( naie ) wo Yuu ( nada ) meru Wa ( na ) giwo Tame ( na ) su
栄(さか)う 逆蟲(さかむし)と 差し渡す
さかえ ( さか ) う ぎゃく むし ( さかむし ) と さし わたす
Sakae ( saka ) u Gyaku Mushi ( sakamushi ) to Sashi Watasu
祈(ね)がう 聲を (脱 抜 殺 喝 刺)
れい ( ね ) がう こえ を ( だつ ばつ さつ かつ とげ )
Rei ( ne ) gau Koe wo ( Datsu Batsu Satsu Katsu Toge )
繋ぎ止めても (脱 抜 殺 喝 刺)
つなぎ とめ ても ( だつ ばつ さつ かつ とげ )
Tsunagi Tome temo ( Datsu Batsu Satsu Katsu Toge )
取り敢えない (脱 抜 殺 喝 刺)
とりあえ ない ( だつ ばつ さつ かつ とげ )
Toriae nai ( Datsu Batsu Satsu Katsu Toge )
蝦蟇(がま)の 如(ごと)き さだでも 蠢(うごめ)く
がま ( がま ) の じょ ( ごと ) き さだでも しゅん ( うごめ ) く
Gama ( gama ) no Jo ( goto ) ki sadademo Shun ( ugome ) ku
同胞(はらから)よ 決して怖(お)じけるな
どうほう ( はらから ) よ けっして ふ ( お ) じけるな
Douhou ( harakara ) yo Kesshite Fu ( o ) jikeruna
希望は無くとも 意義は在る
きぼう は なく とも いぎ は ある
Kibou ha Naku tomo Igi ha Aru
何程(どれほど)の血が其処(そこ)に流れようとも
なに ほど ( どれほど ) の ちが そこ ( そこ ) に ながれ ようとも
Nani Hodo ( dorehodo ) no Chiga Soko ( soko ) ni Nagare youtomo
新たなる芽吹きに 是非(ぜひ)は無し
あらた なる め ふき に ぜひ ( ぜひ ) は なし
Arata naru Me Fuki ni Zehi ( zehi ) ha Nashi
涅槃の扉は 水色の飴
ねはん の とびら は みずいろ の あめ
Nehan no Tobira ha Mizuiro no Ame
盪(とろ)ける さらめきを 後ろに
とう ( とろ ) ける さらめきを うしろ に
Tou ( toro ) keru saramekiwo Ushiro ni
嗚呼(ああ) 椴(とど)の樹を 挽(ひ)きながら 罷(まか)りゆく
ああ ( ああ ) とど ( とど ) の き を ばん ( ひ ) きながら ひ ( まか ) りゆく
Aa ( aa ) Todo ( todo ) no Ki wo Ban ( hi ) kinagara Hi ( maka ) riyuku
已(や)むを得ず 二度と帰れぬ身と 相成(あいな)った
い ( や ) むを えず にど と かえれ ぬ み と そう せい ( あいな ) った
I ( ya ) muwo Ezu Nido to Kaere nu Mi to Sou Sei ( aina ) tta
助けも 情けも無用 屍(しかばね)は晒(さら)しておくがよい
たすけ も なさけ も むよう しかばね ( しかばね ) は さらし ( さら ) しておくがよい
Tasuke mo Nasake mo Muyou Shikabane ( shikabane ) ha Sarashi ( sara ) shiteokugayoi
皆 怠(おこた)りなく 任務を果たせ
みな たい ( おこた ) りなく にんむ を はた せ
Mina Tai ( okota ) rinaku Ninmu wo Hata se
では然(さ)らば 涅槃では俟(ま)たぬ
では ぜん ( さ ) らば ねはん では し ( ま ) たぬ
deha Zen ( sa ) raba Nehan deha Shi ( ma ) tanu
涅槃の調べは 水銀(みずかね)の雨
ねはん の しらべ は すいぎん ( みずかね ) の あめ
Nehan no Shirabe ha Suigin ( mizukane ) no Ame
届ける 漣(さざなみ)を 蓆(むしろ)に
とどけ る さざなみ ( さざなみ ) を むしろ ( むしろ ) に
Todoke ru Sazanami ( sazanami ) wo Mushiro ( mushiro ) ni
嗚呼 轟(とどろき)を 聴き乍(なが)ら 交ざりゆく 肉体(からだ)
ああ とどろき ( とどろき ) を きき ながら ( なが ) ら まざ りゆく にくたい ( からだ )
Aa Todoroki ( todoroki ) wo Kiki Nagara ( naga ) ra Maza riyuku Nikutai ( karada )
祈がう 聲を (脱 抜 殺 喝 刺)
れい がう こえ を ( だつ ばつ さつ かつ とげ )
Rei gau Koe wo ( Datsu Batsu Satsu Katsu Toge )
繋ぎ止めても (脱 抜 殺 喝 刺)
つなぎ とめ ても ( だつ ばつ さつ かつ とげ )
Tsunagi Tome temo ( Datsu Batsu Satsu Katsu Toge )
取り敢えない (脱 抜 殺 喝 刺)
とりあえ ない ( だつ ばつ さつ かつ とげ )
Toriae nai ( Datsu Batsu Satsu Katsu Toge )
蝦蟇の 如き さだでは
がま の ごとき さだでは
Gama no Gotoki sadadeha
直(す)ぐに 澱(よど)んで 消える
ちょく ( す ) ぐに でん ( よど ) んで きえ る
Choku ( su ) guni Den ( yodo ) nde Kie ru
でも 俟たない でも 俟たない
でも し たない でも し たない
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でも 俟たない でも 俟たない
でも し たない でも し たない
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