闇闇たる暗澹たる 眼蓋の向こうへ
やみ やみ たる あんたん たる め ふた の むこう へ
Yami Yami taru Antan taru Me Futa no Mukou he
昏昏たる混沌たる ワタシは目覚める
こんこん たる こんとん たる わたし は めざめ る
Konkon taru Konton taru watashi ha Mezame ru
手術台めいた寝台で
しゅじゅつ だい めいた しんだい で
Shujutsu Dai meita Shindai de
死せる百合の香に誘われて
しせ る ゆり の かおり に さそわ れて
Shise ru Yuri no Kaori ni Sasowa rete
凡凡たる洋洋たる 時は沮まれて
ぼん ぼん たる ひろし ひろし たる とき は そ まれて
Bon Bon taru Hiroshi Hiroshi taru Toki ha So marete
亂亂たり絢爛たり 夢は白々と
らん らん たり けんらん たり ゆめ は しらじら と
Ran Ran tari Kenran tari Yume ha Shirajira to
世界は密かに侵されて
せかい は ひそか に おかさ れて
Sekai ha Hisoka ni Okasa rete
不自由なき無菌の感染
ふじゆう なき む きん の かんせん
Fujiyuu naki Mu Kin no Kansen
まだ分かり合う意味などある?
まだ わか り あう いみ などある ?
mada Waka ri Au Imi nadoaru ?
だれもみんなひとりで
だれもみんなひとりで
daremominnahitoride
ただ自己だけ愛おしがって
ただ じこ だけ あい おしがって
tada Jiko dake Ai oshigatte
キレイゴトのママゴト
きれいごと の ままごと
kireigoto no mamagoto
触れる掴む結ぶ外す奪う握る抱き取る
ふれる つかむ むすぶ はずす うばう にぎる だき とる
Fureru Tsukamu Musubu Hazusu Ubau Nigiru Daki Toru
この肉体はまだ器用に君の事捕らえても
この にくたい はまだ きよう に くん の こと とら えても
kono Nikutai hamada Kiyou ni Kun no Koto Tora etemo
頭ばかりずっと遠いところ離れていく
あたま ばかりずっと とおい ところ はなれ ていく
Atama bakarizutto Tooi tokoro Hanare teiku
浪浪たる累累たる 溢れる人波
なみ なみ たる るいるい たる あふれ る ひとなみ
Nami Nami taru Ruirui taru Afure ru Hitonami
燦燦たれ惨憺たれ 逃げても果てなき
さん さん たれ さんたん たれ にげ ても はて なき
San San tare Santan tare Nige temo Hate naki
世界は静かに満ちていて
せかい は しずか に みち ていて
Sekai ha Shizuka ni Michi teite
渇望なき不感の伝染
かつぼう なき ふかん の でんせん
Katsubou naki Fukan no Densen
まだ愛し合う意味などある?
まだ いとし あう いみ などある ?
mada Itoshi Au Imi nadoaru ?
これ以上望むなら
これ いじょう のぞむ なら
kore Ijou Nozomu nara
なぜ罪深さ知る前から
なぜ つみ ふかさ しる ぜんか ら
naze Tsumi Fukasa Shiru Zenka ra
救われたいと願うの
すくわ れたいと ねがう の
Sukuwa retaito Negau no
話す叫ぶ歌う笑う黙る喚く唾棄する
はなす さけぶ うたう わらう だまる わめく だき する
Hanasu Sakebu Utau Warau Damaru Wameku Daki suru
こんな口は白痴の様に当てもなく饒舌で
こんな くち は はくち の ように あて もなく じょうぜつ で
konna Kuchi ha Hakuchi no Youni Ate monaku Jouzetsu de
だから心なんかどこにあるか忘れている
だから こころ なんかどこにあるか わすれ ている
dakara Kokoro nankadokoniaruka Wasure teiru
まだ繋がったつもりでいる?
まだ つなが ったつもりでいる ?
mada Tsunaga ttatsumorideiru ?
ぜんぶみんなひとりよ
ぜんぶみんなひとりよ
zenbuminnahitoriyo
ただ自分だけ厭わしがって
ただ じぶん だけ いとわ しがって
tada Jibun dake Itowa shigatte
エソラゴトのウツビョウ
えそらごと の うつびょう
esoragoto no utsubyou
触れる掴む結ぶ外す奪う握る抱き取る
ふれる つかむ むすぶ はずす うばう にぎる だき とる
Fureru Tsukamu Musubu Hazusu Ubau Nigiru Daki Toru
この肉体はまだ器用に君の事捕らえても
この にくたい はまだ きよう に くん の こと とら えても
kono Nikutai hamada Kiyou ni Kun no Koto Tora etemo
汚す穢す犯す壊す倒す殺す滅ぼす
よごす けがす おかす こわす たおす ころす ほろぼ す
Yogosu Kegasu Okasu Kowasu Taosu Korosu Horobo su
まだ互いにどんなことも為してしまうと分かる
まだ たがいに どんなことも なし てしまうと わか る
mada Tagaini donnakotomo Nashi teshimauto Waka ru
きっとヒトがヒトで在ることさえ無くなっていく
きっと ひと が ひと で ある ことさえ なく なっていく
kitto hito ga hito de Aru kotosae Naku natteiku