ある日 あなたは森へ行く
ある にち あなたは もり へ いく
aru Nichi anataha Mori he Iku
誰も棲まない その奥へ
だれも すま ない その おく へ
Daremo Suma nai sono Oku he
きれいな泉 湧き上がり
きれいな いずみ わき あが り
kireina Izumi Waki Aga ri
そっと あなたは口づける fu fu‥‥
そっと あなたは くちづけ る fu fu ‥‥
sotto anataha Kuchizuke ru fu fu ‥‥
晴れることない 霧が溶け
はれ ることない きり が とけ
Hare rukotonai Kiri ga Toke
枝は 光を抱きしめる
えだ は ひかり を だき しめる
Eda ha Hikari wo Daki shimeru
白や黄いろの 蝶が舞い
しろ や き いろの ちょう が まい
Shiro ya Ki irono Chou ga Mai
花は開いて 実を結ぶ
はな は ひらい て み を むすぶ
Hana ha Hirai te Mi wo Musubu
いまわたしは 生きていると感じる
いまわたしは いき ていると かんじ る
imawatashiha Iki teiruto Kanji ru
目を閉じても あなたが見えているから
め を とじ ても あなたが みえ ているから
Me wo Toji temo anataga Mie teirukara
何よりも強く
なに よりも つよく
Nani yorimo Tsuyoku
ある日 あなたは森を出る
ある にち あなたは もり を でる
aru Nichi anataha Mori wo Deru
足跡ひとつ 残さぬよう
そくせき ひとつ のこさ ぬよう
Sokuseki hitotsu Nokosa nuyou
泉はいつか 泥の中
いずみ はいつか どろ の なか
Izumi haitsuka Doro no Naka
朽ちた木の葉が 揺れるよ
くち た このは が ゆれ るよ
Kuchi ta Konoha ga Yure ruyo
でもわたしは 生きていると感じる
でもわたしは いき ていると かんじ る
demowatashiha Iki teiruto Kanji ru
目を閉じれば あなたに会えることを
め を とじ れば あなたに あえ ることを
Me wo Toji reba anatani Ae rukotowo
もう知っているから
もう しって いるから
mou Shitte irukara