光に満ちたあの芝生で
ひかり に みち たあの しばふ で
Hikari ni Michi taano Shibafu de
穴の空いた風船をふくらませようと 必死だった
あな の あい た ふうせん をふくらませようと ひっし だった
Ana no Ai ta Fuusen wofukuramaseyouto Hisshi datta
気の遠くなるような その静かな作業だけが 賑わいへの抵抗だった
きの とおく なるような その しずか な さぎょう だけが にぎわ いへの ていこう だった
Kino Tooku naruyouna sono Shizuka na Sagyou dakega Nigiwa iheno Teikou datta
遊んでもらえぬ子供は つま先をじっと見つめたままで
あそんで もらえぬ こども は つま さき をじっと みつ めたままで
Asonde moraenu Kodomo ha tsuma Saki wojitto Mitsu metamamade
頭でかなしみを処理しようとするけど
あたま でかなしみを しょり しようとするけど
Atama dekanashimiwo Shori shiyoutosurukedo
心が首を横に振る 飴玉をゆっくり味わうように
こころ が くび を よこ に ふる あめだま をゆっくり あじわ うように
Kokoro ga Kubi wo Yoko ni Furu Amedama woyukkuri Ajiwa uyouni
ひとり 生きてく苦味を知るしかない
ひとり いき てく にがみ を しる しかない
hitori Iki teku Nigami wo Shiru shikanai
体を震わせ眠る猫には 鳴き声にならぬ過去がある
からだ を ふるわ せ ねむる ねこ には なきごえ にならぬ かこ がある
Karada wo Furuwa se Nemuru Neko niha Nakigoe ninaranu Kako gaaru
忘れ方を知らない僕らは 背負わされた闇 光に変えてゆけるかなぁ
わすれ ほうを しら ない ぼくら は せおわ された やみ ひかり に かえ てゆけるかなぁ
Wasure Houwo Shira nai Bokura ha Seowa sareta Yami Hikari ni Kae teyukerukanaa
隠された上履き 見つかったって
かくさ れた うわばき みつ かったって
Kakusa reta Uwabaki Mitsu kattatte
悲しみは終わらないから 探さなかった
かなしみ は おわ らないから さがさ なかった
Kanashimi ha Owa ranaikara Sagasa nakatta
心が軋む音 説明したってどうせ伝わらないから 話さなかった
こころ が きしむ おと せつめいし たってどうせ つたわ らないから はなさ なかった
Kokoro ga Kishimu Oto Setsumeishi tattedouse Tsutawa ranaikara Hanasa nakatta
何度 手を伸ばしたって 振り向かぬ背中があることを知り
なんど て を のばし たって ふりむか ぬ せなか があることを しり
Nando Te wo Nobashi tatte Furimuka nu Senaka gaarukotowo Shiri
時に未来に唾を吐くけれど
ときに みらい に つば を はく けれど
Tokini Mirai ni Tsuba wo Haku keredo
ひねくれたところで僕ら 所詮 純粋を捨てきれないのさ
ひねくれたところで ぼくら しょせん じゅんすい を すて きれないのさ
hinekuretatokorode Bokura Shosen Junsui wo Sute kirenainosa
誰もが子宮の温もりにくるまれてた
だれも が しきゅう の あたたも りにくるまれてた
Daremo ga Shikyuu no Atatamo rinikurumareteta
すすり泣くような風を伴奏に アイノウタを響かせたよ
すすり なく ような かぜ を ばんそう に あいのうた を ひびか せたよ
susuri Naku youna Kaze wo Bansou ni ainouta wo Hibika setayo
誰かに聞いてほしいのに
だれか に きい てほしいのに
Dareka ni Kii tehoshiinoni
誰にも聞こえない声で アイノウタを響かせたよ
だれ にも きこ えない こえ で あいのうた を ひびか せたよ
Dare nimo Kiko enai Koe de ainouta wo Hibika setayo
過去は変わらず 未来はわからず しがみつこうとすれば
かこ は かわ らず みらい はわからず しがみつこうとすれば
Kako ha Kawa razu Mirai hawakarazu shigamitsukoutosureba
不安が希望を追いかけまわす
ふあん が きぼう を おい かけまわす
Fuan ga Kibou wo Oi kakemawasu
暗闇の中 冷たい手すりに連れていかれるように歩いた
くらやみ の なか つめた い て すりに つれ ていかれるように あるい た
Kurayami no Naka Tsumeta i Te surini Tsure teikareruyouni Arui ta
何を目がけて進んでるのか
なにを め がけて すすん でるのか
Naniwo Me gakete Susun derunoka
わからなくなって 気づいたらしゃがみこんでた
わからなくなって きづ いたらしゃがみこんでた
wakaranakunatte Kizu itarashagamikondeta
素直に愛が欲しいと言えたなら 虚栄を羽織らずにすむのに…
すなお に あい が ほしい と いえ たなら きょえい を はおら ずにすむのに …
Sunao ni Ai ga Hoshii to Ie tanara Kyoei wo Haora zunisumunoni …
世界で一番小さな海よ あなたは美しい あなたは嘘をつかぬから
せかい で いちばん ちいさ な うみ よ あなたは うつくし い あなたは うそ をつかぬから
Sekai de Ichiban Chiisa na Umi yo anataha Utsukushi i anataha Uso wotsukanukara