青暗さに沈む住宅街を歩く ひとり
あお くらさ に しずむ じゅうたくがい を あるく ひとり
Ao Kurasa ni Shizumu Juutakugai wo Aruku hitori
あたらしく出来た駐車場に流れ着いた
あたらしく できた ちゅうしゃじょう に ながれ つい た
atarashiku Dekita Chuushajou ni Nagare Tsui ta
見上げればまだ月と金星の共演は続いてた
みあげ ればまだ がつ と きんせい の きょうえん は つづい てた
Miage rebamada Gatsu to Kinsei no Kyouen ha Tsuzui teta
吐き出した煙草の煙が漂う
はきだし た たばこ の けむり が ただよう
Hakidashi ta Tabako no Kemuri ga Tadayou
つめたい。
つめたい 。
tsumetai 。
昨日の夜の終わりと今日の朝の狭間で
きのう の よる の おわり と きょう の あさ の はざま で
Kinou no Yoru no Owari to Kyou no Asa no Hazama de
昨日の僕が死んで、そして今日の僕が生まれる
きのう の ぼく が しん で 、 そして きょう の ぼく が うまれ る
Kinou no Boku ga Shin de 、 soshite Kyou no Boku ga Umare ru
そんなことを 浮かべながら 歩き出す
そんなことを うか べながら あるき だす
sonnakotowo Uka benagara Aruki Dasu
学生時代 朝まで君と語り合った あのベンチは
がくせいじだい あさ まで くん と かたり あった あの べんち は
Gakuseijidai Asa made Kun to Katari Atta ano benchi ha
いまでもあの場所に根を張り、変わらずに在る
いまでもあの ばしょ に ね を はり 、 かわ らずに ある
imademoano Basho ni Ne wo Hari 、 Kawa razuni Aru
でも君は語った夢を諦めてしまった
でも くん は かたった ゆめ を あきらめ てしまった
demo Kun ha Katatta Yume wo Akirame teshimatta
押し寄せた現実が 君の肩に手を置いたんだろう?
おし よせ た げんじつ が くん の かた に て を おいた んだろう ?
Oshi Yose ta Genjitsu ga Kun no Kata ni Te wo Oita ndarou ?
だけどまだ 幸せは 逃げないから
だけどまだ しあわせ は にげ ないから
dakedomada Shiawase ha Nige naikara
あたらしい朝は来るよ 僕らにも
あたらしい あさ は くる よ ぼくら にも
atarashii Asa ha Kuru yo Bokura nimo