なんとお労(いたわ)しや 期には限りがあるのでしょうか
なんとお ろう ( いたわ ) しや き には かぎり があるのでしょうか
nantoo Rou ( itawa ) shiya Ki niha Kagiri gaarunodeshouka
去りし半世紀の記憶 そのめくるめく浪漫は回転木馬(メリーゴーランド)
さり し はんせいき の きおく そのめくるめく ろうまん は かいてんもくば ( めりーごーらんど )
Sari shi Hanseiki no Kioku sonomekurumeku Rouman ha Kaitenmokuba ( meri^go^rando )
明けを思えばこそ暮れを慈しむのでしょうか
あけ を おもえ ばこそ くれ を いつくし むのでしょうか
Ake wo Omoe bakoso Kure wo Itsukushi munodeshouka
夢は見れなくとも夢を覚えているのでした
ゆめ は みれ なくとも ゆめ を おぼえ ているのでした
Yume ha Mire nakutomo Yume wo Oboe teirunodeshita
十六夜(いざよい)は眼に映りゆき
いざよい ( いざよい ) は め に うつり ゆき
Izayoi ( izayoi ) ha Me ni Utsuri yuki
そこはかとなく心は芽生えた
そこはかとなく こころは めばえ た
sokohakatonaku Kokoroha Mebae ta
絡繰りは空回り殻となり 届かぬ声を洩らして
らく くり は からまわり から となり とどか ぬ こえ を もら して
Raku Kuri ha Karamawari Kara tonari Todoka nu Koe wo Mora shite
わたくしは遂には終(つい)の意を知るのです 嘆かわしや
わたくしは ついに は おわり ( つい ) の い を しる のです なげか わしや
watakushiha Tsuini ha Owari ( tsui ) no I wo Shiru nodesu Nageka washiya
尊き魂の目覚めは
みこと き たましい の めざめ は
Mikoto ki Tamashii no Mezame ha
人のみぞ許された約束
にん のみぞ ゆるさ れた やくそく
Nin nomizo Yurusa reta Yakusoku
絡繰りは空回り殻となり あなたの傍には行けず
らく くり は からまわり から となり あなたの ぼう には いけ ず
Raku Kuri ha Karamawari Kara tonari anatano Bou niha Ike zu
躊躇(ためら)いは溜め息と黄昏 夜の帳を落として
ちゅうちょ ( ためら ) いは ためいき と たそがれ よる の ちょう を おと して
Chuucho ( tamera ) iha Tameiki to Tasogare Yoru no Chou wo Oto shite
わたくしをせめて生を受けたかのように眠らせて
わたくしをせめて なま を うけ たかのように ねむら せて
watakushiwosemete Nama wo Uke takanoyouni Nemura sete
絡繰りは空回り殻となり
らく くり は からまわり から となり
Raku Kuri ha Karamawari Kara tonari
絡繰りは空回り殻となる
らく くり は からまわり から となる
Raku Kuri ha Karamawari Kara tonaru