こんなところから ホコリをかぶった花火のセット
こんなところから ほこり をかぶった はなび の せっと
konnatokorokara hokori wokabutta Hanabi no setto
思い出した 雨で中止になった 町の花火大会
おもいだし た あめ で ちゅうし になった まち の はなびたいかい
Omoidashi ta Ame de Chuushi ninatta Machi no Hanabitaikai
はじめてふたりで 照れくさい"初披露"の浴衣で
はじめてふたりで てれ くさい " はつ ひろう " の ゆかた で
hajimetefutaride Tere kusai " Hatsu Hirou " no Yukata de
思い出した あきらめきれなくて これ買って帰ったんだ
おもいだし た あきらめきれなくて これ かって かえった んだ
Omoidashi ta akiramekirenakute kore Katte Kaetta nda
どしゃ降りの空はあなたに わたしの手を取って走らせた
どしゃ おり の そら はあなたに わたしの て を とって はしら せた
dosha Ori no Sora haanatani watashino Te wo Totte Hashira seta
雨が下駄の音も消して 世界にふたりだけの気がした
あめ が げた の おと も けし て せかい にふたりだけの きが した
Ame ga Geta no Oto mo Keshi te Sekai nifutaridakeno Kiga shita
あなただけは わたしの中で
あなただけは わたしの なか で
anatadakeha watashino Naka de
時が過ぎても ホコリをかぶらない
とき が すぎ ても ほこり をかぶらない
Toki ga Sugi temo hokori wokaburanai
よく襟足とか うなじが色っぽいって言うから
よく えり あし とか うなじが しょく っぽいって いう から
yoku Eri Ashi toka unajiga Shoku ppoitte Iu kara
思い出した お母さんに こだわる理由は言えなくて
おもいだし た お かあさん に こだわる りゆう は いえ なくて
Omoidashi ta o Kaasan ni kodawaru Riyuu ha Ie nakute
だらしなくないように でも詰まり過ぎないように
だらしなくないように でも つま り すぎな いように
darashinakunaiyouni demo Tsuma ri Sugina iyouni
思い出した わあわあ文句言って 襟直してもらったんだ
おもいだし た わあわあ もんく いっって えり なおし てもらったんだ
Omoidashi ta waawaa Monku Itsutte Eri Naoshi temorattanda
どしゃ降りの空はわたしの 鼻緒ゆるくしてつまづかせた
どしゃ おり の そら はわたしの はなお ゆるくしてつまづかせた
dosha Ori no Sora hawatashino Hanao yurukushitetsumazukaseta
華奢な腕なのに意外と 力強くてぽぉぉっとなった
きゃしゃ な うで なのに いがい と ちからづよく てぽぉぉっとなった
Kyasha na Ude nanoni Igai to Chikarazuyoku tepooottonatta
あなただけは わたしの中で
あなただけは わたしの なか で
anatadakeha watashino Naka de
あの雨にさえ 洗い流されない
あの あめ にさえ あらい ながさ れない
ano Ame nisae Arai Nagasa renai
どしゃ降りに濡れて乾いて 忘れ去られてたこの花火が
どしゃ おり に ぬれ て かわい て わすれ さら れてたこの はなび が
dosha Ori ni Nure te Kawai te Wasure Sara retetakono Hanabi ga
もしもまだ点いてきれいに 燃えたら電話してみようかな
もしもまだ てん いてきれいに もえ たら でんわ してみようかな
moshimomada Ten itekireini Moe tara Denwa shitemiyoukana
あの日 言えなかったひとこと
あの にち いえ なかったひとこと
ano Nichi Ie nakattahitokoto
打ち上げてみよう 高く高く上がれ!
うちあげ てみよう たかく たかく あが れ !
Uchiage temiyou Takaku Takaku Aga re !