Lyric

少し早く色褪せた町並み

霞む影と薄紅の日々は儚く

思い出さえ 零れ落ちゆく昨日が

愛しくて 立ち止まる

狭い箱庭で 二人織り上げた

空は変わらずに 今でもあるかな

青く降り注ぐ 外を眺めては

今は誰に問いかける

薄紅の世界に残されて

一人佇む 私を見つけて

移り行く輪郭の無い色追いかけ

そっと手を伸ばした

人は孤独なこと 指を重ね気づく

届かない どれだけ触れても

花びらは追憶 その手まですり抜け

触れることさえ出来ないと気づく

ねえ うまく話せない うまく伝えたい

もっと単純な 言葉で言えたら

怖いわけじゃない 望むわけでもない

いつかそれさえ忘れる

繰り返す景色に流されて

回り続ける時計の歯車

風の無い海を漂う私はずっと

何を見つめていた

薄紅の世界に残されて

一人佇む 私を見つけて

移り行く輪郭の無い色追いかけ

そっと手を伸ばした

指をすり抜けてく 何も残さず…

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