ガキの頃は 当たり前の事だと思っていたけど
がき の ごろ は あたりまえ の こと だと おもって いたけど
gaki no Goro ha Atarimae no Koto dato Omotte itakedo
さり気なく 家族を養ってくれている親父よ
さり きな く かぞく を やしなって くれている おやじ よ
sari Kina ku Kazoku wo Yashinatte kureteiru Oyaji yo
ありがとう お疲れさまいつまでも長生きをしてくれよ
ありがとう お つかれ さまいつまでも ながいき をしてくれよ
arigatou o Tsukare samaitsumademo Nagaiki woshitekureyo
オレもやるよ 親父みたく 男らしくなるため
おれ もやるよ おやじ みたく おとこ らしくなるため
ore moyaruyo Oyaji mitaku Otoko rashikunarutame
恥ずかしくて言えなかったけど あなたが今の憧れ
はずかし くて いえ なかったけど あなたが いま の あこがれ
Hazukashi kute Ie nakattakedo anataga Ima no Akogare
恥ずかしくて言わなかったけど あなたの子供で良かったぜ
はずかし くて いわ なかったけど あなたの こども で よか ったぜ
Hazukashi kute Iwa nakattakedo anatano Kodomo de Yoka ttaze
昭和23年の春 オレの親父は生まれた
しょうわ 23 ねん の はる おれ の おやじ は うまれ た
Shouwa 23 Nen no Haru ore no Oyaji ha Umare ta
そこは千葉九十九里浜 お産婆さんに取り上げられた
そこは ちば くじゅうくりはま お さんば さんに とりあげ られた
sokoha Chiba Kujuukurihama o Sanba sanni Toriage rareta
幼稚園通っていた頃 おじいちゃんの仕事の都合で
ようちえん とおって いた ごろ おじいちゃんの しごと の つごう で
Youchien Tootte ita Goro ojiichanno Shigoto no Tsugou de
横浜へ引っ越したらしい 幼いながらに泣いたらしい
よこはま へ ひっこし たらしい おさない ながらに ない たらしい
Yokohama he Hikkoshi tarashii Osanai nagarani Nai tarashii
小学生の頃何も夢がなかったという親父
しょうがくせい の ごろ なにも ゆめ がなかったという おやじ
Shougakusei no Goro Nanimo Yume ganakattatoiu Oyaji
早稲田慶応が成功の証 高度成長期
わせだ けいおう が せいこう の しょう こうどせいちょう き
Waseda Keiou ga Seikou no Shou Koudoseichou Ki
男は理数系だって育てられた 親父は徹夜で勉強した
おとこ は りすうけい だって そだて られた おやじ は てつや で べんきょう した
Otoko ha Risuukei datte Sodate rareta Oyaji ha Tetsuya de Benkyou shita
希望の会社に就職22歳 夢を叶えた
きぼう の かいしゃ に しゅうしょく 22 とし ゆめ を かなえ た
Kibou no Kaisha ni Shuushoku 22 Toshi Yume wo Kanae ta
恥ずかしくて言えなかったけど あなたが今の憧れ
はずかし くて いえ なかったけど あなたが いま の あこがれ
Hazukashi kute Ie nakattakedo anataga Ima no Akogare
恥ずかしくて言わなかったけど あなたの子供で良かったぜ
はずかし くて いわ なかったけど あなたの こども で よか ったぜ
Hazukashi kute Iwa nakattakedo anatano Kodomo de Yoka ttaze
昭和53年の冬 オレが産まれた時病院で
しょうわ 53 ねん の ふゆ おれ が うま れた とき びょういん で
Shouwa 53 Nen no Fuyu ore ga Uma reta Toki Byouin de
人前で泣かない親父が 泣きながら笑っていたらしい
ひとまえ で なか ない おやじ が なき ながら わらって いたらしい
Hitomae de Naka nai Oyaji ga Naki nagara Waratte itarashii
四人家族の大黒柱 病気の時でも早い朝
よにん かぞく の だいこくばしら びょうき の とき でも はやい あさ
Yonin Kazoku no Daikokubashira Byouki no Toki demo Hayai Asa
いつもと同じ満員電車 金曜日の夜はちょっとお酒臭い
いつもと おなじ まんいんでんしゃ きんようび の よる はちょっとお さけ くさい
itsumoto Onaji Man\'indensha Kinyoubi no Yoru hachottoo Sake Kusai
いくら煙たがられても昼間は会社仕事に打ち込む
いくら けむり たがられても ひるま は かいしゃ しごと に うちこむ
ikura Kemuri tagararetemo Hiruma ha Kaisha Shigoto ni Uchikomu
残業続きでちょっとおねむでも 文句一つ聞いた事ない
ざんぎょう つづき でちょっとおねむでも もんく ひとつ きい た こと ない
Zangyou Tsuzuki dechottoonemudemo Monku Hitotsu Kii ta Koto nai
苦労を苦労と感じないと言っていた親父は
くろう を くろう と かんじ ないと いっって いた おやじ は
Kurou wo Kurou to Kanji naito Itsutte ita Oyaji ha
相変わらず 働く 働く
あいかわらず はたらく はたらく
Aikawarazu Hataraku Hataraku
恥ずかしくて言えなかったけど あなたが今の憧れ
はずかし くて いえ なかったけど あなたが いま の あこがれ
Hazukashi kute Ie nakattakedo anataga Ima no Akogare
恥ずかしくて言わなかったけど あなたの子供で良かったぜ
はずかし くて いわ なかったけど あなたの こども で よか ったぜ
Hazukashi kute Iwa nakattakedo anatano Kodomo de Yoka ttaze
不器用なとこもそっくりで いっつも周りを楽しませようと
ぶきよう なとこもそっくりで いっつも まわり を たのし ませようと
Bukiyou natokomosokkuride ittsumo Mawari wo Tanoshi maseyouto
下らない冗談が大好きで たまに少し外してるけど
くだら ない じょうだん が だいすき で たまに すこし はずし てるけど
Kudara nai Joudan ga Daisuki de tamani Sukoshi Hazushi terukedo
いつも背中はオレに語る人生 でも苦労かけて広がったおでこ
いつも せなか は おれ に かたる じんせい でも くろう かけて ひろが ったおでこ
itsumo Senaka ha ore ni Kataru Jinsei demo Kurou kakete Hiroga ttaodeko
親父 なにかとごめんね それと ありがとう
おやじ なにかとごめんね それと ありがとう
Oyaji nanikatogomenne soreto arigatou
恥ずかしくて言えなかったけど あなたが今の憧れ
はずかし くて いえ なかったけど あなたが いま の あこがれ
Hazukashi kute Ie nakattakedo anataga Ima no Akogare
恥ずかしくて言わなかったけど あなたの子供で良かったぜ
はずかし くて いわ なかったけど あなたの こども で よか ったぜ
Hazukashi kute Iwa nakattakedo anatano Kodomo de Yoka ttaze