失くした物語をいつか思い出して
なく した ものがたり をいつか おもいだし て
Naku shita Monogatari woitsuka Omoidashi te
話したら少しは今を上手に歩けるかなぁ…
はなし たら すこし は いま を じょうず に あるけ るかなぁ …
Hanashi tara Sukoshi ha Ima wo Jouzu ni Aruke rukanaa …
浮かんでは消えていく追憶の中に生きたくないと
うか んでは きえ ていく ついおく の なかに いき たくないと
Uka ndeha Kie teiku Tsuioku no Nakani Iki takunaito
君は僕に微笑みながら 小さな背中を震わせる
くん は ぼく に ほほえみ ながら ちいさ な せなか を ふるわ せる
Kun ha Boku ni Hohoemi nagara Chiisa na Senaka wo Furuwa seru
愛しさを形づくっていく二人のすり減らした時間
いとし さを かたち づくっていく ふたり のすり へら した じかん
Itoshi sawo Katachi zukutteiku Futari nosuri Hera shita Jikan
それは陽炎のように脆く
それは かげろう のように ぜい く
soreha Kagerou noyouni Zei ku
掌をこぼれ落ちていくシルエット
てのひら をこぼれ おち ていく しるえっと
Tenohira wokobore Ochi teiku shiruetto
黒さの中に色を落とすこの光は
くろ さの なかに しょく を おと すこの ひかり は
Kuro sano Nakani Shoku wo Oto sukono Hikari ha
僕達を照らす最後の君の優しさなの…?
ぼくたち を てら す さいご の くん の やさし さなの … ?
Bokutachi wo Tera su Saigo no Kun no Yasashi sanano … ?
見えてたはずの場所が過去に縛られて遠ざかる
みえ てたはずの ばしょ が かこ に しばら れて とおざ かる
Mie tetahazuno Basho ga Kako ni Shibara rete Tooza karu
叶うのなら教えて欲しかった あんなに許した嘘だから
かなう のなら おしえ て ほし かった あんなに ゆるし た うそ だから
Kanau nonara Oshie te Hoshi katta annani Yurushi ta Uso dakara
過ちを繰り返した日々も確かなぬくもりが包んで
あやまち を くりかえし た ひび も たしか なぬくもりが つつん で
Ayamachi wo Kurikaeshi ta Hibi mo Tashika nanukumoriga Tsutsun de
悲しみの駆け引きとも知らず
かなしみ の かけひき とも しらず
Kanashimi no Kakehiki tomo Shirazu
僕を浮かび上がらせていくシルエット
ぼく を うか び あが らせていく しるえっと
Boku wo Uka bi Aga raseteiku shiruetto
滲ませた涙は誰の為 抱き締めた痛みは誰の為
にじま せた なみだ は だれ の ため だき しめ た いたみ は だれ の ため
Nijima seta Namida ha Dare no Tame Daki Shime ta Itami ha Dare no Tame
あまりにも緩やかな時間が
あまりにも ゆるや かな じかん が
amarinimo Yuruya kana Jikan ga
鮮やかだった色をなくして
せん やかだった しょく をなくして
Sen yakadatta Shoku wonakushite
愛しさを形づくっていく二人のすり減らした時間
いとし さを かたち づくっていく ふたり のすり へら した じかん
Itoshi sawo Katachi zukutteiku Futari nosuri Hera shita Jikan
それは陽炎のように脆く
それは かげろう のように ぜい く
soreha Kagerou noyouni Zei ku
掌をこぼれ落ちていくシルエット
てのひら をこぼれ おち ていく しるえっと
Tenohira wokobore Ochi teiku shiruetto
もう戻る事ない二人のシルエット
もう もどる こと ない ふたり の しるえっと
mou Modoru Koto nai Futari no shiruetto