長い夜を閉じ込め夢に誘われるままに
ながい よる を とじこめ ゆめ に さそわ れるままに
Nagai Yoru wo Tojikome Yume ni Sasowa rerumamani
誰もいない部屋から月に祈る
だれも いない へや から がつ に いのる
Daremo inai Heya kara Gatsu ni Inoru
消えかけの灯のように
きえ かけの ともしび のように
Kie kakeno Tomoshibi noyouni
「この胸の痛みも小さくなればいい」と呟いた
「 この むね の いたみ も ちいさ くなればいい 」 と げん いた
「 kono Mune no Itami mo Chiisa kunarebaii 」 to Gen ita
夜明けの中を手探りで歩いて
よあけ の なか を てさぐり で あるい て
Yoake no Naka wo Tesaguri de Arui te
光を浴びた貴方の姿が記憶に焼きついて
ひかり を あび た あなた の すがた が きおく に やき ついて
Hikari wo Abi ta Anata no Sugata ga Kioku ni Yaki tsuite
今もここにいる
いま もここにいる
Ima mokokoniiru
「胸に刻まれた君の微かな白い記憶は氷のように…」
「 むね に きざま れた くん の かすか な しろい きおく は こおり のように …」
「 Mune ni Kizama reta Kun no Kasuka na Shiroi Kioku ha Koori noyouni …」
何も残さずに側にいたかもしれないという影だけを残して
なにも のこさ ずに がわ にいたかもしれないという かげ だけを のこし て
Nanimo Nokosa zuni Gawa niitakamoshirenaitoiu Kage dakewo Nokoshi te
その影も少しずつ音もたてず静かに消えていく
その かげ も すこし ずつ おと もたてず しずか に きえ ていく
sono Kage mo Sukoshi zutsu Oto motatezu Shizuka ni Kie teiku
無邪気な顔で僕に微笑む
むじゃき な かお で ぼく に ほほえむ
Mujaki na Kao de Boku ni Hohoemu
何気無いそんな仕種が
なにげない そんな しぐさ が
Nanigenai sonna Shigusa ga
今になれば強がって見せてた
いま になれば つよが って みせ てた
Ima ninareba Tsuyoga tte Mise teta
貴方の優しさ
あなた の やさし さ
Anata no Yasashi sa
祈ることの儚さに気付いた僕は
いのる ことの ぼう さに きづい た ぼくは
Inoru kotono Bou sani Kizui ta Bokuha
貴方に何もできなくて
あなた に なにも できなくて
Anata ni Nanimo dekinakute
「胸に刻まれた君の微かな白い記憶は氷のように…」
「 むね に きざま れた くん の かすか な しろい きおく は こおり のように …」
「 Mune ni Kizama reta Kun no Kasuka na Shiroi Kioku ha Koori noyouni …」
何も残さずに側にいたかもしれないという影だけを残して
なにも のこさ ずに がわ にいたかもしれないという かげ だけを のこし て
Nanimo Nokosa zuni Gawa niitakamoshirenaitoiu Kage dakewo Nokoshi te
その影も少しずつ音もたてず静かに消えていく
その かげ も すこし ずつ おと もたてず しずか に きえ ていく
sono Kage mo Sukoshi zutsu Oto motatezu Shizuka ni Kie teiku
長い夜にもう貴方は見えない・・・
ながい よる にもう あなた は みえ ない ・・・
Nagai Yoru nimou Anata ha Mie nai ・・・