夏空を慕い
なつぞら を したい
Natsuzora wo Shitai
追いかけて行く雲は
おい かけて いく くも は
Oi kakete Iku Kumo ha
どうしてあんなに光るの
どうしてあんなに ひかる の
doushiteannani Hikaru no
そらいろの椅子に
そらいろの いす に
sorairono Isu ni
誰かが笑っていた
だれか が わらって いた
Dareka ga Waratte ita
影だけ残る
かげ だけ のこる
Kage dake Nokoru
風に流された
かぜ に ながさ れた
Kaze ni Nagasa reta
帽子が水の上で
ぼうし が みず の うえで
Boushi ga Mizu no Uede
沈み行く場所を探して
しずみ いく ばしょ を さがし て
Shizumi Iku Basho wo Sagashi te
それでも何だか
それでも なんだ か
soredemo Nanda ka
華やいだかたちで
はなや いだかたちで
Hanaya idakatachide
空を見上げてる
そら を みあげ てる
Sora wo Miage teru
花を散らして小道を行けば
はな を ちら して こみち を いけ ば
Hana wo Chira shite Komichi wo Ike ba
冬の匂いがすぐ側にある
ふゆ の におい がすぐ がわ にある
Fuyu no Nioi gasugu Gawa niaru
群れに遅れた渡りの鳥が
むれ に おくれ た わたり の とり が
Mure ni Okure ta Watari no Tori ga
一人は嫌だと南へ
ひとり は いやだ と みなみ へ
Hitori ha Iyada to Minami he
風は急ぐ
かぜ は いそぐ
Kaze ha Isogu
誰かが立ち去ったあとの椅子には
だれか が たち さった あとの いす には
Dareka ga Tachi Satta atono Isu niha
寂しさがそっと座ってる
さびし さがそっと すわって る
Sabishi sagasotto Suwatte ru
よくきたね
よくきたね
yokukitane
きっと秋が終わるまで
きっと あき が おわ るまで
kitto Aki ga Owa rumade
そこにいるんだね
そこにいるんだね
sokoniirundane