都会のノイズ
とかい の のいず
Tokai no noizu
すれ違いと喧噪は
すれ ちがい と けんそう は
sure Chigai to Kensou ha
いったい何を生み、アスファルトに融けるのだろう?
いったい なにを うみ 、 あすふぁると に とけ るのだろう ?
ittai Naniwo Umi 、 asufaruto ni Toke runodarou ?
嗚呼、僕は全て許しすぎて、
ああ 、 ぼくは すべて ゆるし すぎて 、
Aa 、 Bokuha Subete Yurushi sugite 、
絡まってほどけない無数の糸に縛られていた
からま ってほどけない むすう の いと に しばら れていた
Karama ttehodokenai Musuu no Ito ni Shibara reteita
例えば何もかも叶うものと信じてたあの頃に戻れるならば、
たとえば なにも かも かなう ものと しんじ てたあの ごろに もどれ るならば 、
Tatoeba Nanimo kamo Kanau monoto Shinji tetaano Goroni Modore runaraba 、
訪れる今日の僕に宛てて綴った手紙を、タイムカプセルに埋めてleave alone
おとずれ る きょう の ぼく に あて て とった てがみ を 、 たいむかぷせる に うめ て leave alone
Otozure ru Kyou no Boku ni Ate te Totta Tegami wo 、 taimukapuseru ni Ume te leave alone
くたびれかけた太陽の充電が
くたびれかけた たいよう の じゅうでん が
kutabirekaketa Taiyou no Juuden ga
嗚呼、少年の夢と点滅し
ああ 、 しょうねん の ゆめ と てんめつ し
Aa 、 Shounen no Yume to Tenmetsu shi
旅路はもう閉ざされてしまうのかな
たびじ はもう とざ されてしまうのかな
Tabiji hamou Toza sareteshimaunokana
記憶にまぎれ込んだたった一つの願いさえ、命を宿せないとしても
きおく にまぎれ こん だたった ひとつ の ねがい さえ 、 いのち を やど せないとしても
Kioku nimagire Kon datatta Hitotsu no Negai sae 、 Inochi wo Yado senaitoshitemo
差出人不明のこの手紙に綴じられた、「変わらないでいて」の言葉を腕に
さしだしにん ふめい のこの てがみ に とじ られた 、「 かわ らないでいて 」 の ことば を うで に
Sashidashinin Fumei nokono Tegami ni Toji rareta 、「 Kawa ranaideite 」 no Kotoba wo Ude ni
揺れる葉の色はただただ虚しく青く
ゆれ る は の しょく はただただ むなし く あおく
Yure ru Ha no Shoku hatadatada Munashi ku Aoku
やがてフィルターのかかったオレンジ色へと変わり
やがて ふぃるたー のかかった おれんじ しょく へと かわり
yagate firuta^ nokakatta orenji Shoku heto Kawari
汚れた指の隙間からこぼれてゆく、手に入れたはずの正しさ
よごれ た ゆび の すきま からこぼれてゆく 、 てにいれ たはずの ただし さ
Yogore ta Yubi no Sukima karakoboreteyuku 、 Teniire tahazuno Tadashi sa
そしてまた今この希望ヶ丘に埋めよう、いつかアスファルトに芽を出すはずの
そしてまた いま この きぼう おか に うめ よう 、 いつか あすふぁると に め を だす はずの
soshitemata Ima kono Kibou Oka ni Ume you 、 itsuka asufaruto ni Me wo Dasu hazuno
タイムカプセル
たいむかぷせる
taimukapuseru