『世界で一番美味しかった母の味は、私が子供の頃、
『 せかい で いちばん おいしか った はは の あじ は 、 わたし が こども の ごろ 、
『 Sekai de Ichiban Oishika tta Haha no Aji ha 、 Watashi ga Kodomo no Goro 、
夜遅く仕事から帰ってきた
よるおそく しごと から かえって きた
Yoruosoku Shigoto kara Kaette kita
あなたが作ってくれた魔法の袋に入ったラーメン
あなたが つくって くれた まほう の ふくろ に いっった らーめん
anataga Tsukutte kureta Mahou no Fukuro ni Itsutta ra^men
鍋のまんま二人で箸を楽しそうにつつきあった
なべ のまんま ふたり で はし を たのしそう につつきあった
Nabe nomanma Futari de Hashi wo Tanoshisou nitsutsukiatta
今でもその味が恋しくてたまに一人で作って食べたりします。』
いま でもその あじ が こいし くてたまに ひとり で つくって たべた りします 。』
Ima demosono Aji ga Koishi kutetamani Hitori de Tsukutte Tabeta rishimasu 。』
自分の事を重く語らないあなたは
じぶん の こと を おもく かたら ないあなたは
Jibun no Koto wo Omoku Katara naianataha
初めて私に告げた時も陽気に言った
はじめて わたし に つげ た とき も ようき に いっった
Hajimete Watashi ni Tsuge ta Toki mo Youki ni Itsutta
私は直ぐに治るものだと暗示をかけ
わたし は すぐ に なおる ものだと あんじ をかけ
Watashi ha Sugu ni Naoru monodato Anji wokake
激動の七年間の物語が始まった
げきどう の ななねん まの ものがたり が はじま った
Gekidou no Nananen Mano Monogatari ga Hajima tta
30年以上勤めた会社を辞め
30 ねんいじょう つとめ た かいしゃ を やめ
30 Nen\'ijou Tsutome ta Kaisha wo Yame
あなたは自宅と病院行き来する毎日になって
あなたは じたく と びょういん いきき する まいにち になって
anataha Jitaku to Byouin Ikiki suru Mainichi ninatte
私といえば薬代やら手術代稼がなきゃと思った
わたし といえば くすり だい やら しゅじゅつ だい かせが なきゃと おもった
Watashi toieba Kusuri Dai yara Shujutsu Dai Kasega nakyato Omotta
自分に出来ることそれは歌うこと
じぶん に できる ことそれは うたう こと
Jibun ni Dekiru kotosoreha Utau koto
思うと高1で学校行かずにふらふらと
おもう と たか 1 で がっこう いか ずにふらふらと
Omou to Taka 1 de Gakkou Ika zunifurafurato
友達と遊んでばかり あなたは借金返すのに必死
ともだち と あそんで ばかり あなたは しゃっきん かえす のに ひっし
Tomodachi to Asonde bakari anataha Shakkin Kaesu noni Hisshi
これも人生経験と何も言わずに
これも じんせいけいけん と なにも いわ ずに
koremo Jinseikeiken to Nanimo Iwa zuni
仕事に没頭してくれた日々
しごと に ぼっとう してくれた ひび
Shigoto ni Bottou shitekureta Hibi
沢山の苦労をさせてしまった
たくさん の くろう をさせてしまった
Takusan no Kurou wosaseteshimatta
だから最後はあなたの力になれて本当嬉しかった
だから さいご はあなたの ちから になれて ほんとう うれし かった
dakara Saigo haanatano Chikara ninarete Hontou Ureshi katta
めぐる時 めぐる風 めぐる愛の中で
めぐる とき めぐる かぜ めぐる あい の なか で
meguru Toki meguru Kaze meguru Ai no Naka de
あなたは今も生きてます
あなたは いま も いき てます
anataha Ima mo Iki temasu
めぐる時 めぐる風 めぐる愛を受けて
めぐる とき めぐる かぜ めぐる あい を うけ て
meguru Toki meguru Kaze meguru Ai wo Uke te
あなたに今約束します
あなたに いま やくそく します
anatani Ima Yakusoku shimasu
「私はママに恥じないように
「 わたし は まま に はじ ないように
「 Watashi ha mama ni Haji naiyouni
生きて行こうと思います…」
いき て いこ うと おもい ます …」
Iki te Iko uto Omoi masu …」
闘病七年目にそれは突然にやって来た
とうびょう ななねんめ にそれは とつぜん にやって きた
Toubyou Nananenme nisoreha Totsuzen niyatte Kita
手足に力が入らなくなって
てあし に ちから が いら なくなって
Teashi ni Chikara ga Ira nakunatte
ついに寝たきりになって
ついに ねた きりになって
tsuini Neta kirininatte
時があなたを急に変えようとした…
とき があなたを きゅうに かえ ようとした …
Toki gaanatawo Kyuuni Kae youtoshita …
私の命引きかえに、もっと生きてと願った…
わたし の いのち びき かえに 、 もっと いき てと ねがった …
Watashi no Inochi Biki kaeni 、 motto Iki teto Negatta …
私は仕事を終えて病院にかけ戻り
わたし は しごと を おえ て びょういん にかけ もどり
Watashi ha Shigoto wo Oe te Byouin nikake Modori
朝まで寝ずに側で見守り
あさ まで ねず に がわ で みまもり
Asa made Nezu ni Gawa de Mimamori
明け方地方に歌いに行く日々
あけがた ちほう に うたい に いく ひび
Akegata Chihou ni Utai ni Iku Hibi
もう助からないですとお医者様に言われようが
もう たすか らないですとお いしゃ ように いわ れようが
mou Tasuka ranaidesutoo Isha Youni Iwa reyouga
歌う事で何か前に進める様な気がした
うたう こと で なにか まえ に すすめ る ような きが した
Utau Koto de Nanika Mae ni Susume ru Youna Kiga shita
気がつくともうすぐX'masが近づき
きが つくともうすぐ X\'mas が ちかづ き
Kiga tsukutomousugu X\'mas ga Chikazu ki
病棟の廊下に綺麗なX'masツリーも飾られたので時折
びょうとう の ろうか に きれい な X\'mas つりー も かざら れたので ときおり
Byoutou no Rouka ni Kirei na X\'mas tsuri^ mo Kazara retanode Tokiori
車イスを押して行って綺麗だねと話しかけても
くるま いす を おし て いって きれい だねと はなし かけても
Kuruma isu wo Oshi te Itte Kirei daneto Hanashi kaketemo
自分の娘だと思い出せなくなっていた
じぶん の むすめ だと おもいだせ なくなっていた
Jibun no Musume dato Omoidase nakunatteita
それでもいい
それでもいい
soredemoii
院長先生に無理を言って
いんちょう せんせい に むり を いっって
Inchou Sensei ni Muri wo Itsutte
応接間を貸してもらって
おうせつま を かし てもらって
Ousetsuma wo Kashi temoratte
最後の歌をあなたに歌えて良かった…
さいご の うたを あなたに うたえ て よか った …
Saigo no Utawo anatani Utae te Yoka tta …
めぐる時 めぐる風 めぐる愛の中で
めぐる とき めぐる かぜ めぐる あい の なか で
meguru Toki meguru Kaze meguru Ai no Naka de
あなたは今も生きてます
あなたは いま も いき てます
anataha Ima mo Iki temasu
めぐる時 めぐる風 めぐる愛を受けて
めぐる とき めぐる かぜ めぐる あい を うけ て
meguru Toki meguru Kaze meguru Ai wo Uke te
あなたに今約束します
あなたに いま やくそく します
anatani Ima Yakusoku shimasu
「私はママに恥じない娘として
「 わたし は まま に はじ ない むすめ として
「 Watashi ha mama ni Haji nai Musume toshite
生きて行こうと思います…」
いき て いこ うと おもい ます …」
Iki te Iko uto Omoi masu …」
その年の12月12日深夜2時をまわり
その ねん の 12 がつ 12 にち しんや 2 とき をまわり
sono Nen no 12 Gatsu 12 Nichi Shinya 2 Toki womawari
急に呼吸が荒くなって、心拍数も激しさをまし
きゅうに こきゅう が あらく なって 、 しんぱくすう も はげし さをまし
Kyuuni Kokyuu ga Araku natte 、 Shinpakusuu mo Hageshi sawomashi
私はソファーから飛び起き
わたし は そふぁー から とび おき
Watashi ha sofa^ kara Tobi Oki
必死になり手を握る、虚ろな瞳から一筋の涙
ひっし になり て を にぎる 、 うつろ な ひとみ から ひとすじ の なみだ
Hisshi ninari Te wo Nigiru 、 Utsuro na Hitomi kara Hitosuji no Namida
まだ離れたくないと心が叫んでた
まだ はなれ たくないと こころ が さけん でた
mada Hanare takunaito Kokoro ga Saken deta
私はあなたの名前を呼び続け頑張れ!何度も励ますと
わたし はあなたの なまえ を よび つづけ がんばれ ! なんど も はげます と
Watashi haanatano Namae wo Yobi Tsuzuke Ganbare ! Nando mo Hagemasu to
深くうなずき それでも生きようと必死に
ふかく うなずき それでも いき ようと ひっし に
Fukaku unazuki soredemo Iki youto Hisshi ni
右手で強く握り返してくれてた....
みぎて で つよく にぎり かえし てくれてた ....
Migite de Tsuyoku Nigiri Kaeshi tekureteta ....
呼吸がおちついてきたと同時に
こきゅう がおちついてきたと どうじに
Kokyuu gaochitsuitekitato Doujini
ゆっくり 手の力は抜け
ゆっくり ての ちから は ぬけ
yukkuri Teno Chikara ha Nuke
静かに瞳を閉じて息を引きとった
しずか に ひとみ を とじ て いき を びき とった
Shizuka ni Hitomi wo Toji te Iki wo Biki totta
これからは あなたの幸せ
これからは あなたの しあわせ
korekaraha anatano Shiawase
共に叶えてくれる人と強く生きて欲しいと声がした
ともに かなえ てくれる にん と つよく いき て ほしい と こえ がした
Tomoni Kanae tekureru Nin to Tsuyoku Iki te Hoshii to Koe gashita
めぐる時 めぐる風 めぐる愛の中で
めぐる とき めぐる かぜ めぐる あい の なか で
meguru Toki meguru Kaze meguru Ai no Naka de
あなたは今も生きてます
あなたは いま も いき てます
anataha Ima mo Iki temasu
めぐる時 めぐる風 めぐる愛を受けて
めぐる とき めぐる かぜ めぐる あい を うけ て
meguru Toki meguru Kaze meguru Ai wo Uke te
あなたに今約束します
あなたに いま やくそく します
anatani Ima Yakusoku shimasu
「私はママに恥じないように
「 わたし は まま に はじ ないように
「 Watashi ha mama ni Haji naiyouni
生きて歌って行こうと思います…」
いき て うたって いこ うと おもい ます …」
Iki te Utatte Iko uto Omoi masu …」