耳澄ませ 小波から聞こえる 花揺れる風から聞こえる
みみ すま せ こなみ から きこ える はな ゆれ る かぜ から きこ える
Mimi Suma se Konami kara Kiko eru Hana Yure ru Kaze kara Kiko eru
悲劇の唄 願いの唄 それは命が染みた大地の唄
ひげき の うた ねがい の うた それは いのち が しみ た だいち の うた
Higeki no Uta Negai no Uta soreha Inochi ga Shimi ta Daichi no Uta
僕ら世代が生まれる前 この島は多くの痛みに耐え
ぼくら せだい が うまれ る まえ この しま は おおく の いたみ に たえ
Bokura Sedai ga Umare ru Mae kono Shima ha Ooku no Itami ni Tae
赤い雨は楽園を染め 何もかもが壊れるだけ
あかい あめ は らくえん を そめ なにも かもが こわれ るだけ
Akai Ame ha Rakuen wo Some Nanimo kamoga Koware rudake
愛する想い 岩に刻む 無念の想い 岬に集う
あいす る おもい いわ に きざむ むねん の おもい みさき に つどう
Aisu ru Omoi Iwa ni Kizamu Munen no Omoi Misaki ni Tsudou
想像を超える 言葉にできず 祖母は古い写真 涙で仕舞う
そうぞう を こえ る ことば にできず そぼ は ふるい しゃしん なみだ で しまう
Souzou wo Koe ru Kotoba nidekizu Sobo ha Furui Shashin Namida de Shimau
今じゃ当たり前 贅沢三昧 でもどこかで善悪分らない
いま じゃ あたりまえ ぜいたくざんまい でもどこかで ぜんあく わから ない
Ima ja Atarimae Zeitakuzanmai demodokokade Zen\'aku Wakara nai
争いに何ができる 僕らに何ができる
あらそい に なに ができる ぼくら に なに ができる
Arasoi ni Nani gadekiru Bokura ni Nani gadekiru
あなたの涙に今、触れ 荒れたこの世界で生きる意味を知る
あなたの なみだ に いま 、 ふれ あれ たこの せかい で いき る いみ を しる
anatano Namida ni Ima 、 Fure Are takono Sekai de Iki ru Imi wo Shiru
願いよ 空へ解き放て 両手広げたもとに太陽は愛を注ぐだろう
ねがい よ そら へ とき ほうって りょうて ひろげ たもとに たいよう は あい を そそぐ だろう
Negai yo Sora he Toki Houtte Ryoute Hiroge tamotoni Taiyou ha Ai wo Sosogu darou
かつて天空に近い島 今日も静かな
かつて てんくう に ちかい しま きょう も しずか な
katsute Tenkuu ni Chikai Shima Kyou mo Shizuka na
守り火には ツルの輪がかこみ色とりどりの花
まもり ひ には つる の わ がかこみ しょく とりどりの はな
Mamori Hi niha tsuru no Wa gakakomi Shoku toridorino Hana
きのこ雲は泪もって来ました 誰もが苦しみ死んできました
きのこ くも は なみだ もって きま した だれも が くるし み しん できました
kinoko Kumo ha Namida motte Kima shita Daremo ga Kurushi mi Shin dekimashita
60年後 この手に渡って来た これを命のバトンと名付けた
60 ねんご この てに わたって きた これを いのち の ばとん と なづけた
60 Nengo kono Teni Watatte Kita korewo Inochi no baton to Nazuketa
実験と歴史は繰り返され 今もそれを止める力さえ
じっけん と れきし は くりかえさ れ いま もそれを やめる ちから さえ
Jikken to Rekishi ha Kurikaesa re Ima mosorewo Yameru Chikara sae
僕らには無力だね でもあの日を忘れないで
ぼくら には むりょく だね でもあの にち を わすれ ないで
Bokura niha Muryoku dane demoano Nichi wo Wasure naide
それが幾千の人の 痛み少しでもぬぐえる事
それが いくせん の にん の いたみ すこし でもぬぐえる こと
sorega Ikusen no Nin no Itami Sukoshi demonugueru Koto
私には何ができる? 無駄な命は無いと君に刻める
わたし には なに ができる ? むだ な いのち は ない と くん に きざめ る
Watashi niha Nani gadekiru ? Muda na Inochi ha Nai to Kun ni Kizame ru
遠く海の向こうから来た 争いの波が激しい津波に変わり
とおく うみ の むこう から きた あらそい の なみ が はげしい つなみ に かわり
Tooku Umi no Mukou kara Kita Arasoi no Nami ga Hageshii Tsunami ni Kawari
全てを巻き込んで 激しすぎて透通る水も枯れそうになって
すべて を まき こん で はげし すぎて とうる とうる みず も かれ そうになって
Subete wo Maki Kon de Hageshi sugite Touru Touru Mizu mo Kare souninatte
太陽が照らすこの島に 光遮る長い夜がきて
たいよう が てら すこの しま に ひかり さえぎる ながい よる がきて
Taiyou ga Tera sukono Shima ni Hikari Saegiru Nagai Yoru gakite
朝をただ待つ人々は 希望の炎 心に燈した
あさ をただ まつ ひとびと は きぼう の ほのお こころ に ともし た
Asa wotada Matsu Hitobito ha Kibou no Honoo Kokoro ni Tomoshi ta
僕は何も分らない 痛みを感じる事さえできない
ぼくは なにも わから ない いたみ を かんじ る こと さえできない
Bokuha Nanimo Wakara nai Itami wo Kanji ru Koto saedekinai
でもそこにある花が綺麗に咲くのは あなたが居たからだって分るさ
でもそこにある はな が きれい に さく のは あなたが いた からだって わかる さ
demosokoniaru Hana ga Kirei ni Saku noha anataga Ita karadatte Wakaru sa
色々と考えた結果 答えは一つだけではないんだ
いろいろ と かんがえ た けっか こたえ は ひとつ だけではないんだ
Iroiro to Kangae ta Kekka Kotae ha Hitotsu dakedehanainda
だからこそ何ができる 僕らには何もかもができる
だからこそ なに ができる ぼくら には なにも かもができる
dakarakoso Nani gadekiru Bokura niha Nanimo kamogadekiru
今でも胸の奥にある 真実、消さないで 僕ら歩み寄る
いま でも むね の おく にある しんじつ 、 けさ ないで ぼくら あゆみ よる
Ima demo Mune no Oku niaru Shinjitsu 、 Kesa naide Bokura Ayumi Yoru
世界の夢 風に広げ いつも心に故郷に白い鳥
せかい の ゆめ かぜ に ひろげ いつも こころ に こきょう に しろい とり
Sekai no Yume Kaze ni Hiroge itsumo Kokoro ni Kokyou ni Shiroi Tori
明日に羽ばたくだろう
あした に はね ばたくだろう
Ashita ni Hane batakudarou
青く澄み渡れ 遥か何処までも…
あおく すみ わたれ はるか どこ までも …
Aoku Sumi Watare Haruka Doko mademo …
赤く咲き誇れ 大地何処までも…
あかく さき ほこれ だいち どこ までも …
Akaku Saki Hokore Daichi Doko mademo …
あなたの涙に今、触れ 荒れたこの世界で生きる意味を知る
あなたの なみだ に いま 、 ふれ あれ たこの せかい で いき る いみ を しる
anatano Namida ni Ima 、 Fure Are takono Sekai de Iki ru Imi wo Shiru
願いよ 空へ解き放て 両手広げたもとに太陽は愛を注ぐだろう
ねがい よ そら へ とき ほうって りょうて ひろげ たもとに たいよう は あい を そそぐ だろう
Negai yo Sora he Toki Houtte Ryoute Hiroge tamotoni Taiyou ha Ai wo Sosogu darou
笑顔も涙も包んで 一人ひとり繋いで 地球が廻るだろう
えがお も なみだ も つつん で ひとり ひとり つない で ちきゅう が まわる だろう
Egao mo Namida mo Tsutsun de Hitori hitori Tsunai de Chikyuu ga Mawaru darou
祈りを捧ぐ この場所で 静かに眠る記憶を僕たちは忘れないよ
いのり を ささぐ この ばしょ で しずか に ねむる きおく を ぼく たちは わすれ ないよ
Inori wo Sasagu kono Basho de Shizuka ni Nemuru Kioku wo Boku tachiha Wasure naiyo
耳澄ませ 小波から聞こえる 花揺れる 風から聞こえる
みみ すま せ こなみ から きこ える はな ゆれ る かぜ から きこ える
Mimi Suma se Konami kara Kiko eru Hana Yure ru Kaze kara Kiko eru
悲劇の唄 願いの唄 それは命が染みた大地の唄
ひげき の うた ねがい の うた それは いのち が しみ た だいち の うた
Higeki no Uta Negai no Uta soreha Inochi ga Shimi ta Daichi no Uta