目を閉じて、いろんな君、瞳の奥におさめました。
め を とじ て 、 いろんな くん 、 ひとみ の おく におさめました 。
Me wo Toji te 、 ironna Kun 、 Hitomi no Oku niosamemashita 。
微熱みたく気づかないままで、恋は虫の息です。
びねつ みたく きづ かないままで 、 こは むし の いき です 。
Binetsu mitaku Kizu kanaimamade 、 Koha Mushi no Iki desu 。
こゝろ閉じて、いろんな僕、胸の中に溶かしました。
こゝろ とじ て 、 いろんな ぼく 、 むね の なかに とか しました 。
koro Toji te 、 ironna Boku 、 Mune no Nakani Toka shimashita 。
禁じられた遊びで燃やせば 孤独ってきれいな色。
きんじ られた あそび で もや せば こどく ってきれいな しょく 。
Kinji rareta Asobi de Moya seba Kodoku ttekireina Shoku 。
回れ、止まらないレコード。針の先踊るは記憶。
まわれ 、 とま らない れこーど 。 はり の さき おどる は きおく 。
Maware 、 Toma ranai reko^do 。 Hari no Saki Odoru ha Kioku 。
うれしいくるしい、似てる呪文だ。辿れない時間へ、あと何センチ?
うれしいくるしい 、 にて る じゅもん だ 。 たどれ ない じかん へ 、 あと なに せんち ?
ureshiikurushii 、 Nite ru Jumon da 。 Tadore nai Jikan he 、 ato Nani senchi ?
絡めた指をほどいていく、
からめ た ゆび をほどいていく 、
Karame ta Yubi wohodoiteiku 、
ちいさくサヨナラ唱えるように。
ちいさく さよなら となえ るように 。
chiisaku sayonara Tonae ruyouni 。
はぐれた君の名を告げても、
はぐれた くん の めい を つげ ても 、
hagureta Kun no Mei wo Tsuge temo 、
戻らない世界の決まり。
もどら ない せかい の きま り 。
Modora nai Sekai no Kima ri 。
風立ちぬ、甘い屑が数えきれず散らかりそう。
かぜ たち ぬ 、 あまい くず が かぞえ きれず ちら かりそう 。
Kaze Tachi nu 、 Amai Kuzu ga Kazoe kirezu Chira karisou 。
かき集めてパズルを作れば、恋も素敵なこと。
かき あつめ て ぱずる を つくれ ば 、 こい も すてき なこと 。
kaki Atsume te pazuru wo Tsukure ba 、 Koi mo Suteki nakoto 。
たくさんの光の中で、いくつも会えていたっけ。
たくさんの ひかり の なか で 、 いくつも あえ ていたっけ 。
takusanno Hikari no Naka de 、 ikutsumo Ae teitakke 。
合言葉だけなくさないで。巡り逢うところへ、あと何光年?
あいことば だけなくさないで 。 めぐり あう ところへ 、 あと なに こうねん ?
Aikotoba dakenakusanaide 。 Meguri Au tokorohe 、 ato Nani Kounen ?
目眩で、夢の花開けば、
め げん で 、 ゆめ の はな ひらけ ば 、
Me Gen de 、 Yume no Hana Hirake ba 、
ゆっくりサヨナラ唱えるようで。
ゆっくり さよなら となえ るようで 。
yukkuri sayonara Tonae ruyoude 。
ざわめき。胸を囲まれたら、
ざわめき 。 むね を かこま れたら 、
zawameki 。 Mune wo Kakoma retara 、
何処にも行けないままで。
どこ にも いけ ないままで 。
Doko nimo Ike naimamade 。
花束の花がひとつずつ、
はなたば の はな がひとつずつ 、
Hanataba no Hana gahitotsuzutsu 、
枯れてくのを眺めているような。
かれ てくのを ながめ ているような 。
Kare tekunowo Nagame teiruyouna 。
触れないことにただ気づいて、
ふれな いことにただ きづ いて 、
Furena ikotonitada Kizu ite 、
待ちこがれた涙が出た。
まち こがれた なみだ が でた 。
Machi kogareta Namida ga Deta 。
神様に嘘をついて、引き換えにさ、何もらったの?
かみさま に うそ をついて 、 ひきかえ にさ 、 なにも らったの ?
Kamisama ni Uso wotsuite 、 Hikikae nisa 、 Nanimo rattano ?
指の隙間滑り落ちたのは、いつの日のことでしょう。
ゆび の すきま すべり おち たのは 、 いつの にち のことでしょう 。
Yubi no Sukima Suberi Ochi tanoha 、 itsuno Nichi nokotodeshou 。
絡めた指をほどいていく、
からめ た ゆび をほどいていく 、
Karame ta Yubi wohodoiteiku 、
ちいさくサヨナラ唱えた、声。
ちいさく さよなら となえ た 、 こえ 。
chiisaku sayonara Tonae ta 、 Koe 。
はぐれた君の名を呼んでも、
はぐれた くん の めい を よん でも 、
hagureta Kun no Mei wo Yon demo 、
帰れない世界の決まり。
かえれ ない せかい の きま り 。
Kaere nai Sekai no Kima ri 。
目醒めて、夢の花散らばれ。
め さめ て 、 ゆめ の はな ちら ばれ 。
Me Same te 、 Yume no Hana Chira bare 。
愁しみも静かに、サナトリウム ------------ 。
しゅう しみも しずか に 、 さなとりうむ ------------ 。
Shuu shimimo Shizuka ni 、 sanatoriumu ------------ 。
ざわめき。 胸を埋めつくして、
ざわめき 。 むね を うめ つくして 、
zawameki 。 Mune wo Ume tsukushite 、
此処から動けないままで。
ここ から うごけ ないままで 。
Koko kara Ugoke naimamade 。
何処にも行けないのは「こゝろ」
どこ にも いけ ないのは 「 こゝろ 」
Doko nimo Ike nainoha 「 koro 」
其処にいた君が笑うの。
そこ にいた くん が わらう の 。
Soko niita Kun ga Warau no 。
サナトリウムで、サナトリウムで。 サナトリウムで。
さなとりうむ で 、 さなとりうむ で 。 さなとりうむ で 。
sanatoriumu de 、 sanatoriumu de 。 sanatoriumu de 。