Lyric

伸びた前髪をかきあげて覗き込む

真っ黒なきみの瞳 その中に居る

忙しない人込みに 紛れ込んでしまったら

まるで体が透き通ったような気持ちに 落ち込んでしまう

この街の片隅で 声を涸らし叫んでいても

惨めになるだけ 孤独をまた1つ分 背負ってしまう

こんなにもこんなにも 小さくなるぼくの手を

何一つ問わずにきみは 繋いでくれる

伸びた前髪をかきあげて覗き込む

真っ黒なきみの瞳 その中に

鏡を見るよりも確かなぼくが居る

それだけでいいさ ぼくは今此処に居る

溜め息も白くなる 凍えそうな季節の中で

震える体を 寄せ合ってはいくつもの夜を越えた

温もりを 温もりを 感じれば感じる程

挫けそうなぼくの心に 光が灯る

確かな物は きっとそんなには無いよ

見つけた時は 力強く離さないよ ずっと

伸びた前髪をかきあげて覗き込む

真っ直ぐにぼくを映す その中に

明日を探すよりも 確かな明日が有る

それだけでいいさ ぼくは今此処に居る

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