誰かの呼ぶ声が聞こえた 少女はそれで目を覚ます
だれか の よぶ こえ が きこ えた しょうじょ はそれで め を さま す
Dareka no Yobu Koe ga Kiko eta Shoujo hasorede Me wo Sama su
心地よい風に抱かれて 澄んだ空へと舞い上がる
ここち よい かぜ に だか れて すん だ そら へと まい あが る
Kokochi yoi Kaze ni Daka rete Sun da Sora heto Mai Aga ru
誰かがね...泣いているの...
だれか がね ... ない ているの ...
Dareka gane ... Nai teiruno ...
それは気の所為かしら？ もう...そういうことじゃないわ
それは きの しょい かしら ？ もう ... そういうことじゃないわ
soreha Kino Shoi kashira ？ mou ... souiukotojanaiwa
楽園で泣くはずないわ だって楽園なんだもの
らくえん で なく はずないわ だって らくえん なんだもの
Rakuen de Naku hazunaiwa datte Rakuen nandamono
何処かでね...泣いているの...
どこ かでね ... ない ているの ...
Doko kadene ... Nai teiruno ...
悲しみも苦しみも？ 幸せ満ち溢れる世界？
かなしみ も くるし みも ？ しあわせ みち あふれ る せかい ？
Kanashimi mo Kurushi mimo ？ Shiawase Michi Afure ru Sekai ？
楽園で泣くはずないわ だって楽園なんだもの
らくえん で なく はずないわ だって らくえん なんだもの
Rakuen de Naku hazunaiwa datte Rakuen nandamono
本当はね...知っているの...
ほんとう はね ... しって いるの ...
Hontou hane ... Shitte iruno ...
空は荒れ 木々は枯れて 花は崩れ朽ち果て
そら は あれ きぎ は かれ て はな は くずれ くち はて
Sora ha Are Kigi ha Kare te Hana ha Kuzure Kuchi Hate
腐敗した大地が 闇の底へと堕ちてゆく...
ふはい した だいち が やみ の そこ へと おち てゆく ...
Fuhai shita Daichi ga Yami no Soko heto Ochi teyuku ...
エルは生まれ エルは痛み エルは望みの果て
える は うまれ える は いたみ える は のぞみ の はて
eru ha Umare eru ha Itami eru ha Nozomi no Hate
安らぎの眠りを求め 笑顔で堕ちてゆく...
やすら ぎの ねむり を もとめ えがお で おち てゆく ...
Yasura gino Nemuri wo Motome Egao de Ochi teyuku ...
挟み込まれた四つの《楽園》に惑わされずに
はさみ こま れた よっつ の 《 らくえん 》 に まどわ されずに
Hasami Koma reta Yottsu no 《 Rakuen 》 ni Madowa sarezuni
垂直に堕ちれば其処は《奈落》
すいちょく に おちれ ば そこ は 《 ならく 》
Suichoku ni Ochire ba Soko ha 《 Naraku 》
何処から来て 何処へ逝くの 全ては誰の幻想？
どこ から きて どこ へ いく の すべて は だれ の げんそう ？
Doko kara Kite Doko he Iku no Subete ha Dare no Gensou ？
差し出された手に 気付かないままに堕ちてゆく...
さし ださ れた てに きづか ないままに おち てゆく ...
Sashi Dasa reta Teni Kizuka naimamani Ochi teyuku ...
エルは倦まれ エルは悼み エルは望みの涯
える は うま れ える は いたみ える は のぞみ の がい
eru ha Uma re eru ha Itami eru ha Nozomi no Gai
安らぎの眠りを求め 笑顔で堕ちてゆく...
やすら ぎの ねむり を もとめ えがお で おち てゆく ...
Yasura gino Nemuri wo Motome Egao de Ochi teyuku ...
──退廃へと至る幻想 背徳を紡ぎ続ける恋物語
── たいはい へと いたる げんそう はいとく を つむぎ つづけ る こいものがたり
── Taihai heto Itaru Gensou Haitoku wo Tsumugi Tsuzuke ru Koimonogatari
痛みを抱く為に生まれてくる 哀しみ
いたみ を だく ために うまれ てくる かなし み
Itami wo Daku Tameni Umare tekuru Kanashi mi
幾度となく開かれる扉 第四の地平線──
いくど となく ひらか れる とびら だいよん の ちへいせん ──
Ikudo tonaku Hiraka reru Tobira Daiyon no Chiheisen ──
その楽園の名は『ELYSION』またの名を『ABYSS』──
その らくえん の めい は 『 ELYSION 』 またの めい を 『 ABYSS 』──
sono Rakuen no Mei ha 『 ELYSION 』 matano Mei wo 『 ABYSS 』──