Lyric

神話は生まれ ... 伝説は語られ ... 歴史は唯記される―

嗚呼 ... 物語は詠うように紡がれ続ける……

死を抱き眠る冥闇の水面を渡り揺れる焔 ...

その灯火を生命と呼ぶなら → 言葉は力と成るでしょう ...

何刻しか其処に奪う者と奪われる者が生まれた ...

たったひとつを天秤に架けて → 争いは廻るでしょう ...

故郷を喪った仔らは忘れない ...

父の無念を ... 母の哀しみを ... 嗚呼 ... 遠き大地を……

少年はやがて剣を取るでしょう ... そしてその剣が折れても ...

またその仔らへと託すのでしょう ... 遥かなる《年月》の祈りを……

平原は荒れ果てて砂漠と化し ... 海原は立ち上がり大地を呑む ...

災厄の根が幾重にも絡み合い ... 異なる世界を繋ぐ《門》は開かれる ...

敵の憎悪は同情を遥かに凌ぎ ... 侵略ではなく完全なる破壊を望む ...

氷と焔の相容れない宿命のように『神々が愛した楽園』は戦場へと変貌した……

屍を積み上げて ← 土台は築かれる ...

脆く儚い現実は ... 瓦礫の城

亡骸の頂きに ← 平和は咲き誇る ...

甘く拙い幻想は ... 硝子の色

恐怖を差し出せば ... 狂気が降り注ぐ ... 共存の道を蹴って ...

猜疑は爪を研ぎ ... 正義は牙を剥く ... 定規を捩じ曲げたまま―いずれ ...

少年は白き翼を得るでしょう ... そしてその翼が折れても ...

まだあの空へと詠うのでしょう ... 愚かなる《人々》の願いを ...

嗚呼 ... 少年は黒き剣を取るでしょう ... そしてその剣が折れても ...

またその仔らへと託すのでしょう ... 遥かなる《年月》の祈りを……

少年は手に『剣』... 背に『翼』... 瞳に『未来』を―

嗚呼 ... 物語は頁を捲るように紡がれ続ける →

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