遊歩道にふっと漂うカレーの匂い
ゆうほどう にふっと ただよう かれー の におい
Yuuhodou nifutto Tadayou kare^ no Nioi
なずむ西日のその向こう
なずむ にしび のその むこう
nazumu Nishibi nosono Mukou
元気かな母さん
げんき かな かあさん
Genki kana Kaasan
やれ、
やれ 、
yare 、
「飯喰ってんのか?」「風呂入ってんのか?」
「 めし くって んのか ?」「 ふろ いっって んのか ?」
「 Meshi Kutte nnoka ?」「 Furo Itsutte nnoka ?」
「彼女出来たのか?」
「 かのじょ できた のか ?」
「 Kanojo Dekita noka ?」
いつもの小言三拍子
いつもの こごと さんびょうし
itsumono Kogoto Sanbyoushi
その後小ぜり合い
その のち しょう ぜり あい
sono Nochi Shou zeri Ai
夢見がちで内気な僕だけど
ゆめみ がちで うちき な ぼく だけど
Yumemi gachide Uchiki na Boku dakedo
これからのことそれなりに考えて
これからのことそれなりに かんがえ て
korekaranokotosorenarini Kangae te
僕なりに考えて……
ぼく なりに かんがえ て ……
Boku narini Kangae te ……
なんだかんだで心配ばかりかけてごめんね
なんだかんだで しんぱい ばかりかけてごめんね
nandakandade Shinpai bakarikaketegomenne
お詫びといっちゃなんだけど僕から電話して
お わび といっちゃなんだけど ぼく から でんわ して
o Wabi toitchanandakedo Boku kara Denwa shite
「元気だよ、母さん」
「 げんき だよ 、 かあさん 」
「 Genki dayo 、 Kaasan 」
不器用なのは親ゆずりだけれど
ぶきよう なのは おや ゆずりだけれど
Bukiyou nanoha Oya yuzuridakeredo
素直になれない わかってるくせに
すなお になれない わかってるくせに
Sunao ninarenai wakatterukuseni
時々胸がはりさけそうになっても
ときどき むね がはりさけそうになっても
Tokidoki Mune gaharisakesouninattemo
それでも人を信じつづけてる
それでも にん を しんじ つづけてる
soredemo Nin wo Shinji tsuzuketeru
愛しつづけてる……
いとし つづけてる ……
Itoshi tsuzuketeru ……
そんなこんなで心配ばかりかけてごめんね
そんなこんなで しんぱい ばかりかけてごめんね
sonnakonnade Shinpai bakarikaketegomenne
父さんには「それなり」に報告しといて
とうさん には 「 それなり 」 に ほうこく しといて
Tousan niha 「 sorenari 」 ni Houkoku shitoite
寒い夜にほしいものはあったかいもので
さむい よる にほしいものはあったかいもので
Samui Yoru nihoshiimonohaattakaimonode
久し振りに親不孝が週末帰ります。
ひさしぶり に おやふこう が しゅうまつ かえり ます 。
Hisashiburi ni Oyafukou ga Shuumatsu Kaeri masu 。
だから夕食は
だから ゆうしょく は
dakara Yuushoku ha
カレーにしといて
かれー にしといて
kare^ nishitoite
よろしく 母さん
よろしく かあさん
yoroshiku Kaasan