もう既に君への言葉は場繋ぎのため息で象られ
もう すでに くん への ことば は ば つなぎ のため いき で かたどら れ
mou Sudeni Kun heno Kotoba ha Ba Tsunagi notame Iki de Katadora re
俯いた可弱い肩がまた少し震えていた
ふ いた か よわい かた がまた すこし ふるえ ていた
Fu ita Ka Yowai Kata gamata Sukoshi Furue teita
もう何も求めるものなど無いよと笑っていたのは僕のほう
もう なにも もとめ るものなど ない よと わらって いたのは ぼく のほう
mou Nanimo Motome rumononado Nai yoto Waratte itanoha Boku nohou
今以上、それ以上と何に餓えていたのか…?
いまいじょう 、 それ いじょう と なに に かつえ ていたのか … ?
Imaijou 、 sore Ijou to Nani ni Katsue teitanoka … ?
信じることにいつか疲れて、
しんじ ることにいつか つかれ て 、
Shinji rukotoniitsuka Tsukare te 、
やがて来る別れの時に目を逸らして
やがて くる わかれ の ときに め を そら して
yagate Kuru Wakare no Tokini Me wo Sora shite
夜を重ねていたよ…ずっと
よる を おもね ていたよ … ずっと
Yoru wo Omone teitayo … zutto
きらきら光るその瞼から僕が消えてゆく
きらきら ひかる その まぶた から ぼく が きえ てゆく
kirakira Hikaru sono Mabuta kara Boku ga Kie teyuku
届くはずがない…そう知っているから言葉ひとつ、ふたつも
とどく はずがない … そう しって いるから ことば ひとつ 、 ふたつも
Todoku hazuganai … sou Shitte irukara Kotoba hitotsu 、 futatsumo
言えなかった…
いえ なかった …
Ie nakatta …
「もう今はあなた無しでも生きていける」と君は微笑んで
「 もう いま はあなた なし でも いき ていける 」 と くん は ほほえん で
「 mou Ima haanata Nashi demo Iki teikeru 」 to Kun ha Hohoen de
行き場のない「現実」という部屋で僕は佇む
いき ば のない 「 げんじつ 」 という へや で ぼくは たたずむ
Iki Ba nonai 「 Genjitsu 」 toiu Heya de Bokuha Tatazumu
きらきら光る二人の日々が僕を越えてゆく
きらきら ひかる ふたり の ひび が ぼく を こえ てゆく
kirakira Hikaru Futari no Hibi ga Boku wo Koe teyuku
届くはずはない…そう知っていても僕は響け響けとただ祈った
とどく はずはない … そう しって いても ぼくは ひびけ ひびけ とただ いのった
Todoku hazuhanai … sou Shitte itemo Bokuha Hibike Hibike totada Inotta
君のほうへ…
くん のほうへ …
Kun nohouhe …
何度目の朝と季節が過ぎれば、この夜明けが思い出となる…?
なんどめ の あさ と きせつ が すぎ れば 、 この よあけ が おもいで となる … ?
Nandome no Asa to Kisetsu ga Sugi reba 、 kono Yoake ga Omoide tonaru … ?
君の痛みも知らないままで…
くん の いたみ も しら ないままで …
Kun no Itami mo Shira naimamade …
また繰り返す別れの果てに何を得るのか?
また くりかえす わかれ の はて に なにを える のか ?
mata Kurikaesu Wakare no Hate ni Naniwo Eru noka ?
消えることの無いこの悲しみはせめて空へ空へと…
きえ ることの ない この かなしみ はせめて そら へ そら へと …
Kie rukotono Nai kono Kanashimi hasemete Sora he Sora heto …
きらきら光る涙がやがて消える頃には
きらきら ひかる なみだ がやがて きえ る ごろに は
kirakira Hikaru Namida gayagate Kie ru Goroni ha
旅路を行く僕と出会う誰かと夢をひとつ、ふたつと
たびじ を いく ぼく と であう だれか と ゆめ をひとつ 、 ふたつと
Tabiji wo Iku Boku to Deau Dareka to Yume wohitotsu 、 futatsuto
浮かべていよう…
うか べていよう …
Uka beteiyou …
その痛みも…
その いたみ も …
sono Itami mo …
チカラと成れ…
ちから と なれ …
chikara to Nare …